1つのLANを複数の機器に分けるスイッチングハブ。僕は回線をPCや無線LANルーター、PS4などに分けるために使用しています。
今日は、そのスイッチングハブを交換したら通信速度が速くなったよ!というお話です。
現在の通信速度に不満を感じた
普段、回線速度に不満は感じないんですが、特定の条件で帯域が圧迫されていることに気が付きました。
具体的にはPhotoshopやPremiere ProなどAdobeのアプリケーションのアップデートが入ったときに回線が凄く遅くなるんです。
というのもAdobeのソフトはアップデート時に容赦なく通信するので、例えば同時にYouTubeを見ていたりすると全く再生出来なくなるほどに!
これが数分間続いてしまうので、結構他の作業に支障をきたしてしまうんですよね。
まずは通信速度を測定
最初はAdobeのソフトの問題だから仕方ないね、くらいにしか考えてなかったんですが、ふと気になってこちらのサイトで通信速度を測定してみました。Netflix系の測定サイトですね。
(※一応PC再起動後に、複数回測定しています。)
すると平均80Mbpsでした。
実測で80Mbbs出ていれば通常の使用で困ることは無いんですが、この「100Mbpsを少し下回る」状況だと、家庭内にボトルネックがある気がします。
というのも、一昔前のネット機器は100Mbpsが上限であることが多いからです。
スイッチングハブが原因
ということで、スイッチングハブを交換してみました。
もともと僕が使ってたのは7~8年前に購入した古いスイッチングハブ。最大100Mbpsしか出ない製品でがあるため、どうやらそこに引っかかっていることが予想されます。
今回はAmazonで「安価だけど1Gbpsに対応」したものを探しました。
ちなみに、もっと安くて8ポートに対応したものもあるんですが、僕はそこまで使わないのでとりあえず5ポートにしました。
スイッチングハブ交換の効果を測定
ということで、早速交換したので速度を計測してみました!
PCで測定
まず、先程と同様の測定サイトで複数回測定し、平均を出しました。
- 交換前ダウンロード:81Mbps → 交換後:366Mbps
- 交換前アップロード:85Mbps → 交換後:190Mbps
ご覧の通り確実に速くなっています!どうやら完全にスイッチングハブがボトルネックになっていたようです。
スマホでも測定
更に、スイッチングハブの下に接続された無線LANルーターを使うスマホでも効果があるのか?ということで、スマホでも測定してみました。
こちらはドコモのスピードチェックアプリを使用しています。
- 交換前ダウンロード:41.9Mbps → 交換後:87.8Mbps
- 交換前アップロード:104.1Mbps → 交換後:87.0Mbps
ダウンロードは倍以上速くなりましたが、逆にアップロードは17%程度遅くなりました。アップロードが遅くなったことについては原因は不明です。。。
ハブを交換しても速度が変わらない場合はケーブルの可能性も?
もし、スイッチングハブを交換しても100Mbps以上出ない場合、LANケーブルが原因の可能性もあります。
というのも、古いケーブルでカテゴリーが5の場合、通信速度が遅いです。5e以上のものに交換してみて下さい。
こちらはカテゴリー6のケーブルです。
まとめ
ということで、本日のまとめです。
- 通信速度が100Mbp以下の場合は、機器が原因の可能性ある
- 古いスイッチングハブが原因の可能性がある
- 古いLANケーブルが原因の可能性がある
以上のように、一度ご自宅の回線速度を測定して、80Mbps程度であれば何かの機器がボトルネックになっている可能性が考えられます。
もちろん100Mbps近く出ていればYouTubeの4Kや、各種映像配信サービスにも十分に対応できるので困ることは少ないかもしれませんが、ちょっとした作業で遅さを感じるようであれば、機器を見直してみると良いでしょう!
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