SHARPの加湿空気清浄機「KI-JS70」を購入!

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花粉症、部屋のホコリ、暖房時の乾燥、そしておっさん臭。これらに悩みながらも、結構な金額がするのでなかなか買えなかった加湿空気清浄機

今回思い切ってSHARPの「KI-JS70」を購入したところ、これが思っていた以上に良かったのでレビューします!

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KI-JS70

今回買ったのは16畳サイズのプラズマクラスター25000搭載モデル「KI-JS70」です。加湿機能を持った空気清浄機ですね。

後で詳しく書きますが、2018年のモデルになります。

機能

SHARPでは一応スタンダードと謳っていますが、かなり機能性の高いモデルになります。

なので機能面も充実していて、

  • 最大630ml/hの加湿機能
  • プラズマクラスター25000
  • 無線LAN機能
  • 効果実感モード
  • プラズマクラスターパワフルショット

など、SHARPの主要な技術はだいたい盛り込まれている印象です。

これよりもランクが上がるともう少し高機能だったり、対応する畳数が上がるのですが、かなりの金額になります。どちらかというと業務用とかそういうイメージでしょう。

一方、少しランクを下げると、プラズマクラスターの性能が下がったり、無線LAN機能や主要機能が省かれます。

KI-JS70は3万円前後という値段ながら、充実の機能がしっかり盛り込まれている、ちょうど良いランクだと思います。

仕様

KI-JS70の仕様は以下の通り。

  • 浄化方式:プラズマクラスター25000空中浄化&フィルター浄化
  • 外寸:幅370mm・奥行293mm・高さ660mm
  • 重量:約10kg
  • 待機消費電力:約0.7~0.9W
  • センサー:ホコリ/ニオイ/湿度/温度/照度
  • 適応床面積:プラズマクラスター16畳、空気清浄31畳、加湿18畳(木造和室11畳)
  • 加湿方式:気化式
  • 最大630ml/h
  • タンク容量:3.0リットル

※詳しくは公式サイトをご覧ください。

まず、プラズマクラスターの性能は25000。これはSHARPでも上位の性能で、具体的には空気中に浮遊するカビ、ウィルス、ニオイ等の除去、衣類などに付着したニオイ、カビ、ウィルス、静電気の除去、更にはフェイスケア(保湿)の効果があります。

SHARPの加湿空気清浄機は、このプラズマクラスターの有効範囲を基に「○畳モデル」という感じで扱っていて、「KI-JS70」は16畳までとなります。一般的な部屋であれば十分な性能でしょう。

加湿方式は「気化式」。超音波式のように部屋がカルキで汚れたり、加熱式のように電気代が高いことはありません。(まぁKI-JS70自体が安くない製品ですから気化式で当たり前という気もしますが。)
運転を停止すると、加湿ユニットが水から上がって止まるなど、掃除が楽になるような工夫もされているようです。

重量は10kgで結構重いですが、キャスターが付いているので移動は凄く楽です。
ただ、大きさについてはよく見る空気清浄機のサイズなので、他の家電と比べても存在感は大きいです。購入前に一度置き場所を検討した方が良いでしょう。

型落ちモデルが狙い目!

で、実はこのKI-JS70は現行モデルより型落ちのモデルになります。同ランクの現行機は「KI-NS70」なんですが、これが2021年2月現在で5万円を超えるんです。僕が買ったKI-JS70だと3万円台。

その差2万円!

機能的には、

  • 製品の形が違う
  • 対応する部屋の広さが広くなっている(16畳→19畳)
  • 加湿機能が少し賢くなっている

という進化はあるんですが、基本的な性能と主要機能は一緒で、かつ2万円もの差があるので、僕は型落ちモデルを選びました。

これは空気清浄機に限った話ではないですが、毎年モデルチェンジしても基本性能が大きく変わらないような製品は、型落ちを狙うととてもお買い得です!

なお、2018年モデルではありますが、製造は2019年になっていました。過去のモデルも並行して製造しているんですね。

無線LAN機能

もう一つご紹介したいのが、無線LANを使った「COCORO AIR」という機能!

無線LANルーターを設置しているご家庭であれば、空気清浄機が「スマート空気清浄機」になります。

COCORO AIRの特徴!
  • クラウドに繋いで自動的に出力を制御
  • スマホとの連携

クラウドに繋がる

COCOROAIRの説明

クラウドに繋いでの自動制御は、地域の天気や花粉状況、日々の使い方を学習し、運転制御に利用するというもの。

花粉予報が出ているときは自動で花粉除去を行うなど、お任せでより賢く働いてくれる機能です。使えば使うほど自分の生活に合った運転をしてくれるので、どんどん使いやすくなっていきます。

スマホとの連携

空気清浄機とスマホの連携

そしてスマホとの連携!これが僕的には革新で、いよいようちにスマート家電が来た!と感じました。

まずスマホで空気清浄機をコントロールできること。外出先から帰る前に部屋を綺麗にしたり、スマートスピーカーでコントロールすることが可能です。

そして、室内の状況を知ることが出来る機能
温度や湿度、PM2.5の濃度、ニオイ、ホコリなどをグラフで見ることが出来るんです!

COCOROAIRの説明

スマホから一方向に通信する家電はたくさんありますが、双方向でのやり取りは未来っぽくてカッコいいですよね。

このグラフで毎日の部屋環境の変化を知ることが出来るので、上手に使えば自分の生活で気をつけるべきポイントを見つけることができます。

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外観

それでは外観を見ていきます!

KI-JS70

色は2色展開。白とグレー(実際にはだいぶ黒っぽい)で、僕はグレーを選びました。
KI-JS70のカラーバリエーション

操作パネル部分はこんな感じ。なかなか高級感があって良いです。
KI-JS70操作パネル

稼働すると後ろのハネが自動で開きます。上部と前部の吹出口からキレイな空気を吐き出すことで、室内に効率よく対流を生む構造ですね。
KI-JS70操作パネル

各種センサーが内蔵されているので、空気の状況に応じて光る色が変わります。この写真は青色なのでクリーンな状態。低湿度や高温多湿状態になると警告ランプが点灯する機能もあります。
KI-JS70のライト

加湿用のタンクはこんな感じ。
KI-JS70タンク
容量は3.0リットル。加湿強度「中」の運転で410ml/hなので、ずーっと加湿してたら約7時間ちょいで空になる計算です。ただ、部屋が潤ってくると自動的に弱めるので、実際はもっと長持ちします。状況にもよりますが、僕の使い方だと1日は保ちますね。

背面はこんな感じ。殆どが吸気です。
KI-JS70背面

内部はフィルターが3重構造で、ホコリからPM2.5まで効率よくキャッチする仕組みになっています。
KI-JS70のフィルター構造

実際に開けてみたところ。内部にプラズマクラスターの発生機(グレーのやつ)と、加湿気化ユニット(白の丸いやつ)が見えています。
KI-JS70内部

蛇腹の静電HEPAフィルターが内部に。
KI-JS70フィルター

そして脱臭フィルター。
KI-JS70フィルター

最外部に溜まるホコリは掃除機で掃除するのですが、不織布のホコリ取りフィルターが3枚付属しているので、これを取り付ければ簡単にきれいな状態を保つことができます。
KI-JS70不織布
純正で最初からこういうフィルターを同梱してくれているのは非常にありがたい!僕の部屋はホコリが凄いですし、マメに掃除機で吸うのは面倒なのでとても良いと思いました。

なお替えの不織布フィルターについては、ホームセンターの台所用品売場で換気扇のフィルターが売られているので、それで代用できます。

使い切ったらこっちにしようと思います。

感想

それでは使ってみての感想です!

効果は十分に感じる!特にニオイ!

まずその効果についてですが、消臭効果がしっかり感じられます

僕は花粉症の影響もあったりして、夏以外はあまり窓を開けて空気を入れ替えることがありません。なので食べ物や、湿っぽいニオイが部屋に充満することも多かったんですが、それが見事になくなりました。

基本的には24時間つけっぱなしで使用しているんですが、仕事から帰ってきて部屋に入った瞬間が一番効果を実感できますね。

追記 … 後日、ニオイセンサーの効果を物凄く実感したので、そのときのことを別記事に書きました!

加湿能力も満足!

加湿の能力も十分に高いです。個人的にはこれが一番効果を感じています。

冬場は23℃くらいの温度設定でエアコンをつけているんですが、それでも常に50%以上、おやすみモードにするともう少し高めの60%をキープしてくれています。
湿度が下がるとインフルエンザのリスクも上がるし喉もイガイガするので、体調面ではこれが一番効果がありましたね。

もちろん、湿度が上がってくると加湿を止めてくれるので、カビなどの心配もありません。

ホコリに対しての効果は限定的

一方で、三重構造のフィルターを持つ空気清浄機ですが、ホコリに対しての効果は限定的だと感じました。特に、既に部屋に溜まったホコリについての効果はほぼありません。

まぁこれは当たり前の話ですが、空気清浄機は、既に溜まったホコリではなく空気中に拡散されたホコリを集めるもの。これを動かしていれば家電の上に溜まってホコリが知らない間に消えていた!というようなことはありません

集塵効果を期待する場合は、置き方を工夫したり、サーキュレーターを使って部屋の中の空気を循環させてやると良いでしょう。

結果的には消臭効果も部屋の隅々まで行き渡るようになると思います。

音は大きく感じるときがある

気になるのは音の大きさです。特に加湿機能が働いているときの音が大きく感じます。

普段の正常運転時の音は全く気にならないんですが、部屋の湿度が下がって一気に加湿するときや、汚れやニオイを感知して運転が強くなったときは、かなりパワフルに運転してくれるので音が大きくなります。

おやすみモードにすれば静かになりますが、それでも運転状態によってはブ~ンという低音が響くこともあるので、そういう音にも気をつけて設置場所を考えると良いでしょう。
僕は本当は枕元に置きたかったんですが、音の問題で少し離れた場所に変更しました。

掃除について

掃除は、主には「1ヶ月に1度やること」と「適宜やること」があります。

基本的にはどれも簡単な清掃ですが、一ヶ月に一度の「加湿フィルターとトレイの清掃」は結構面倒くさいです。

説明書から、加湿ユニットの清掃方法を抜粋してみました。

月に一度の掃除

まぁ難しい作業ではないですが、これを月に1度やるのは正直言って面倒です。せめて3ヶ月1度くらいだったらまだ良いんですけどね。

確かに運転停止中はユニットが水から上がる工夫がされているんですが、そもそも24時間運転だし、割と面倒な手洗いも必要なので、できたらもう少し汚れにくくする工夫や自動で清掃してくれるようになったら良いなぁと思いますね。

1ヶ月使うと、トレーにぬるっとしたぬめりが発生しています。
洗う作業自体は別に難しくなく、ズボラな僕でも意外と毎月ちゃんとできています。

無線LAN機能「COCORO AIR」が良い

そして無線LAN機能。これは思ってた以上に良かったです。

特に良かったのがスマホで室内の情報を知ることが出来る機能。

ちょっと具体的な話になりますが、僕の部屋の湿度をグラフで見ると、夜エアコンを切って以降、温度が下がるに連れて湿度がどんどん上がり、日中高止まりしていることが分かったんです。

特に気温が下がる時間帯では65%近くまで上がっているので、結露やカビの発生が心配になる湿度です。これを知ってから朝空気を少し入れ替えるようになりました。

このように、それぞれのご家庭で気づかないうちに起きている問題を知るきっかけになると思います。

他の家電もスマート家電になっていけば、もっと便利な生活が待っていそうだな、と気付くことも出来ました。近未来だ。

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まとめ

ということで、以上SHARPの加湿空気清浄機「KI-JS70」のレビューでした。

いつもどおり気になる点を多めに書きましたが、空気清浄機本来の利点を考えればとても買ってよかったと思います。
やっぱり家に帰ってきて空気が違うのは気持ちが良いし、いつも滴湿に保たれているのは身体的にも精神的にも楽になります。

2年ほど悩んでようやく買った買い物でしたが、もっと早く買っておいたら良かったなぁと思います。

以上「KI-JS70」のレビューでした。この記事がどなたかの参考になれば幸いです!

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