オリジナルTシャツを作ってBASEで売ってもらった話をまとめてみる

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知人が地元のグッズを作って販売しているというので、自分もTシャツを作って販売してもらいました。

実際にやってみると色々気づきがあったので、今回はお金の話なども含めてまとめてみます。

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販売の経緯

販売の経緯は、地元のグッズを集めた通販サイトを作るから何かオリジナルグッズ出してみない?とお誘い頂いたことです。

色々話を聞いてみると、凄く簡単に販売できるし、在庫をまったく持つ必要が無いためリスクはいわばゼロ!それに僕自身、Illustratorを勉強がてら使ってみたいなぁと思っていたので、じゃちょっと作ってみようか!と思って、オリジナルデザインのTシャツを作って販売させてもらったというわけです。

販売形式

色々な販売形式があるんですが、今回やってみた形式が面白かったので、ちょっと詳しく書いておきます。

基本はBASEで出品!

今回の販売形式は、BASEです。

仕組みは簡単で、お客さんがBASEに注文したら、提携先のグッズ制作会社に発注され、そこから直接お客さんに商品が届く仕組みです。

直接届くので、僕は一切商品を管理する必要がありません。完全受注生産なので「在庫を持たなくても良い」わけです。

因みにBASEと提携している製作会社はたくさんあるんですが、今回Tシャツの形が良かったのでUP-Tというショップを利用しました。

今回は直接発送する方法についてまとめていますが、もちろん在庫のある商品を個人で発送することも可能です。個人で作った装飾品などを販売する場合ですね。

僕の場合、実際の出品は誘ってくれた知人にお願いしたので、実際にやった作業としては、

  • デザイン作成
  • サンプル発注して確認
  • ショップの販売ページのタイトルや説明文を作成

この程度でした。

知人の作業としては、

  • 商品ページの作成
  • BASE経由で入った注文を製作会社に発注
  • 僕に支払う金額の計算

です。あと後で書きますが、SNSを使っての商品の宣伝なども行ってくれています。

BASEで出品するメリット・デメリット

それでは実際に使ってみて、今回紹介した方法で販売する場合の様々なメリット・デメリットを書いてみます。

👍 在庫を持たなくて良い

まずは何度も書いていますが、在庫がゼロで良いところです。これが最大のメリットでしょう!

特にTシャツの場合、1つのデザインにいくつものサイズやカラーバリエーションがあるため、それらの在庫を持つとなると本当に大変です。在庫用に1部屋必要になるレベルでしょう。

それに在庫があると売れ残りがリスクになってしまうため、フザけたデザインや攻めた色使いができなくなります。

その点今回のシステムなら、ぶっちゃけ一枚も売れなくても1円も損しないんで、そういう意味でも在庫ゼロは非常に魅力的です。損益分岐点売上0円とも言えますからね。

👍 決済にBASEのシステムが使える

あと個人でネットショップを開く場合の懸念事項に決済方法があります。

特にネットショップの場合、かなり多くの方がクレジットカードを使うことになると思うんですが、それらを新たに契約したり、サイトに組み込む必要がありません。

もちろんBASEに取られる手数料にはその金額も入っているのですが、自分で契約することを思えば遥かに簡単でしょう。

👍 商品を作るのが簡単

今回、僕はIllustratorで作ったデータを印刷する形にしたので、こういう場合は少し専門的な知識とツールが必要です。

しかし、グッズ製作会社では、たいてい簡単に作れるオリジナルのフォームがあって、図形や画像や文字を自由に組み合わせてデザインを作ることができます。

複雑なものは難しいですが、簡単なものならすぐに作れると思うので、初心者でもオリジナルグッズを作りやすいのは凄く魅力的だと思いますね。

👎 お届けまでに時間がかかる

一方でデメリットも。

まず、この方式だと完全に受注生産なので、注文が入ってからの作成になります。なのでとにかく時間がかかります。Tシャツだと、1週間~2週間待ちになります。

昨今Amazonの「お急ぎ便」や「あす楽」のように、とにかく早く届くのが当たり前なので、待ち時間が長いのはデメリットですね。

実際僕自身も2週間待ちって言われたら躊躇しちゃいますもんね。

👎 単価が高い

あと、1点ごとの単品注文になるため、単価が高くなります。

僕が販売しているTシャツは、販売価格が3,450円です。こういう結構高い金額で販売しているんですが、Tシャツ原価が2,640円、BASEに268円、ショップをやってくれている知人に10%で318円、最後に僕の利益が224円になります。

3,450円という、かなり高い金額で販売しているにも関わらず、単価と仲介手数料で224円しか儲けがないわけです。

もちろん自分でショップを開いて販売すれば知人に払う10%も自分の利益になって542円になりますが、それでも利益率15%なので、やはり単価が高すぎることは否めません。

まとめ

ということで、今回のまとめです。

初めてオリジナルグッズを作ってBASEで売ってもらったよという内容でした。

とにかく個人でも簡単に出品でき、そして在庫リスクが無いのが最大の魅力でしょう。趣味で作ったものを販売するなど、ちょっとしたお小遣い稼ぎにも使えるし、本格的にお店を開く前に様子を探るのも良いと思います。

単価を下げる工夫はしたい

ただし、何度も書きますが、今回の方法は単価が高いため利益率が低くなるデメリットがあります。そのため、単価を下げる工夫が必要になります。

例えばTシャツの場合、生地の色が濃いか薄いかで印刷代が変わるため、例えば黒Tシャツは白Tシャツより単価が高くなり、利益率が下がるんです。

なので、本当は黒が売りたいなぁと思っていても、一緒に白Tシャツも販売するなど、単価の低い商品も同時展開すれば「ついで買い」で利益率の高い商品も売れる可能性が高くなります

単価を下げるためにクオリティを下げては本末転倒ですが、工夫する余地は沢山あるように思いますね。

ショップの知名度を上げる工夫が必要

それから、どれだけ良い商品を取り扱っていても、ショップ自体が皆さんの目に触れなければ売上に繋がりません。

これは楽天やAmazonで販売する場合に比べるとかなり不利な点だと思いますが、一方でBASE内での顧客誘導があるため、1から独自出店するよりは集客が増えるようです。

ですので、それらで少しずつ売りながら、SNSやネット広告なども使いながら集客を増やすと良いでしょう。

他にも、

  • 利益ほぼゼロの目玉商品でお客さんを呼んで、別の商品も一緒に買ってもらう
  • 商品の名前を工夫して、SNSの検索で引っかかりやすくする

など、様々な工夫があると思います。

とにかくアクセスを増やさないとどんな魅力商品も売れません。ここは惜しまず努力したいところですね。

良いBASEライフを。

と、色々書きましたが、巣ごもり需要でネット販売の売上が増えていますから、今はチャンスだと思います。

ぜひ皆さんも売上増やして良いBASEライフを送ってください!

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