PS5の音声を分離して光デジタル対応機器を使う!

音響・楽器
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先日PS5を購入できたんですが、PS5の出力端子ってHDMIが1つあるだけで、音声の光デジタル出力がありません。

そのため僕のような古いホームシアター用のAVアンプやヘッドホンアンプにつなぐ際に色々不便なことが多いです。

ということで、今回はその都合悪い部分を改善するため、HDMIと光デジタルの分岐装置で対策してみました!

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HDMIしかないことの問題点

時代の流れとしてはHDMIが主流で光ケーブルが廃れてきて久しいのですが、割とまだ多くの方が光ケーブルを必要としていると思います。僕もその一人だったのですが、しかしPS5に変更してから幾つか問題が発生してしまいました。

HDMIしかないことの問題点を、僕が実際に遭遇したものも含め幾つか挙げてみます。

問題点①~HDMI対応のスピーカーやアンプが少ない

まず最初に、PS5は「TVでプレイする」という方と「ゲーミングモニターでプレイする」という人に分かれると思うのですが、モニターでプレイする場合に悩ましいのがHDMIに対応したスピーカーやヘッドホンアンプが未だに少ないという問題です。

僕が使っているPC用のスピーカーも光デジタルの入力しかないため、PCモニターでPS5をプレイするにはモニターのスピーカーアウトからアナログ端子で繋ぐしかありません。

ONKYO GX-D90の裏面

また、ヘッドホンアンプなどもHDMIに対応しているものはまだ少ないし、売っている製品も高いです。悩んでいる人も多いのではないでしょうか。

問題点②~古いAVアンプが最新のHDMI規格に対応していない

一方テレビでPS5を使う場合、ホームシアター用のサラウンドアンプや、TV下に取り付けるサウンドバーなどのAVアンプを使っている方も多いと思います。

このAVアンプですが、少し古い製品を使っている人にも問題が発生します。

普通AVアンプを使うときはTVとメディア機器の間に接続します。

しかし古いAVアンプはHDMIの規格が古いため、この繋ぎ方をするとPS5の4K映像がフルで表示されなくなります

というのも、一昔前の製品だとHDMI1.4が主流なので、それだと4K30fpsまでしか表示できないのです。

  • PS5 … HDMI2.1(4K120fps)
  • 4Kテレビ … HDMI2.0か2.1(2.0の場合は4K60fpsまで)
  • 古いAVアンプ … HDMI1.4(4K30fps)

PS5はせっかく4K60fps以上の映像表現が可能なのに、アンプを経由することで30fpsに固定されてしまうのは非常にもったいないですよね。

もしかしたら映像がフルで出力できずに使っていることに気付かずに使っている人もいるかも知れませんが、PS4からPS5に買い替えた場合、AVアンプのHDMIのバージョンや、配線方法を一度確認してみると良いでしょう。

問題点③~TVを経由した場合に音声が遅延する

僕の環境はまさに問題点②で書いたように、古いHDMI1.4対応のAVアンプ(因みにパイオニアのHTP-S737という機種です)を使っているので、直接アンプを経由して映像を出していません。

そこで、

  • 映像はPS5から直接TVにHDMIで
  • 音声はTVの光デジタル出力端子からAVアンプに

という形で繋いでいます。

苦肉の策っぽい感じはありますが、これならPS5の映像4K60fpsを損なうことなく、5.1chの音声をAVアンプに送ることができます。

※最近のTVはHDMIの音声出力(ARC)が備えられたものもありますが、僕のAVアンプはARCに対応してないのでダメでした。

ただし、この接続方法だと決定的な問題点があります。それが「音が遅れて聞こえる」ということです。

映像はPS5からTVに出ているのに対して音声は一度TVを通ってから出力されてしまうため、体感で約0.3~0.5秒ほど映像に比べて音が遅れてしまいます。

これは許容できないほどのズレで、例えばレースゲームでエンジン音を聞きながらシフトアップするような場合、シフトアップが遅れてレブってしまうくらいのズレになります。

ただしこれはREGZA(55Z740X)の場合でのことで、他のテレビでも同じとは限りません。

問題点④~TVを経由した場合にメディアのサラウンド再生ができない

そして、同じくTVを経由した場合の問題ですが、4K UHD対応のブルーレイを再生したところ、どうやってもサラウンド再生が出来ませんでした。ゲームだとちゃんと5.1chで出力できるのにメディア再生時だけ出来ないんです。

PS5のメディア再生は少し特殊で、本体設定時とは別に、メディア再生中にもサウンド設定を行う必要があるのですが、それを行っても2.0ch音声しか再生されませんでした。

これはありとあらゆる原因を考え、PS5やTV側の設定を変えてみましたがダメでした。これももしかしたらTV側の問題で、TVからアンプに送られる際に2.0ch化されているのかもしれませんが、しかしゲームはOKだけどメディアはダメ、というのも何か変ですよね。

音声分離器「ASTRO Gaming」購入!

ということでまとめてみると、

  • HDMI入力がない機器が使えない
  • 古いAVアンプだと4K60fps表示が出来ない
  • TV経由だと遅延が発生する
  • TV経由だとメディアのサラウンド再生が出来ない

という問題に直面してしまったわけです。

ならばHDMI2.1に対応したAVアンプを購入しようか!と一瞬考えたのですが、調べると数万円するので手が出ず。というわけで今回はASTROの音声分離器を購入しました。

分離器の外観

これはHDMIに含まれる映像と音声を、HDMIと光デジタルに分離するためのものです。

分配器を接続

同梱物は、本体、凄く短いHDMIケーブル、電源供給用のUSB(A-micro)です。

分離器内容物

メディアから出たHDMIをINPUTに入れ、

分離器の接続部

HDMIと光デジタルをOUTする。

分離器のコネクタ

こういう凄く単純な製品です。

なお、今TVとアンプを繋いでいる光デジタルケーブルは、TVの音を送るために使うので、もう一本追加購入しました。

付属のHDMIケーブルは非常に短いので、状況によっては購入しておいた方が無難でしょう。

なお、この製品はPLAYSTATION5用と書かれていますが、HDMI2.0までの対応となっているので4K60fpsまでとなります。もし4K120fps対応のモニターを使っている場合は注意して下さい。

接続方法

接続方法は、下図の通り。

分配器を接続

PS5から出力された映像と音声を分離させ、それぞれをTVとAVアンプに送ります。接続自体は凄く簡単なので、迷うことは無いと思います。

あと図では省いていますが、電源用のUSBケーブルも必要です。PCやTV、PS5から取るか、コンセントからUSB電源を取る機器も必要です。

因みにこの分配器を接続したところ、PS5のサウンド設定がリセットされていて「リニアPCM」になっていました。リニアPCMは2chなので、サラウンドで出すためには設定変更DolbyかDTSに変更する必要があります。

実際の使用感

それでは実際に使用してみての感想を書いてみます。

遅延は”ほぼ”解消!

まず最大の問題点であった音声の遅延については、“ほぼ”なくなりました!以前の体感が0.3秒としたら、今は0.05秒という感じ。

明らかに違和感があった状態が、意識しないと分からないレベルまで軽減されています。実際にゲームをプレイしたり映画を見る上で問題はありません!

メディアでも5.1chで鳴るようになった

それからメディアが2.0chになってしまう問題ですが、ちゃんと5.1chになってサラウンドスピーカーからも音が出るようになりました!正直この問題についてはどこに原因があるか分からなかったので、これを買って解決する自信はありませんでした。しかし無事解決できて凄く嬉しい!

僕は天気の子の4K UHD Blu-rayを持っているのですが、雨や風の音に包まれて見ると、やっぱり一層新海作品に入り込めるなぁと思うんです。せっかく4Kの綺麗な映像を見るなら、少しでも臨場感を出したいので、やはりサラウンドで音が出るようになってよかったです。

テレビ裏の配線が増える

ただし悪い点もあります。それがテレビ裏の配線が増えることです。

昨今のTV裏って、PS5だけに限らず、増設用HDDやサラウンド機器、その他諸々のケーブルがはびこっています。そこに加えて分離器のHDMIや音声ケーブル、さらには電源用のUSBケーブルまで増えてしまうため、かなり乱雑になってしまいますね。

まとめ

ということでPS5で光デジタルケーブルを使う方法について書きました。

今回の方法はもともと一つのケーブルを2つに分離する都合上不具合も出るかと思ったのですが、遅延もなく非常に良かったです。とても良い分離機だったなぁと思う次第。

現実的に、光デジタルケーブルの音声信号は5.1chが上限の古い規格なのでどんどん減っていくと思いますが、まだまだ無いと困る!という人も多いですよね。

そんな方のために、以上のブログが参考になれば幸いです!

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