山善のコンパクト除湿機を買ったら洗濯物問題が解消された

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僕のうちはベランダが無いのでベランダに洗濯物を干せません。それに加え安いドラム式洗濯機を使っているため、乾燥機能も付いていません。なので特に夏場は洗濯物がなかなか乾かなくて困ります。

とはいえ乾燥機を購入するには費用も置き場所もありません。

ということで、去年、山善のコンパクトな除湿機「YDC-H60」を購入しました。そんで一年間使った結果、これが思った以上に良かったのでご紹介します!

去年購入してブログを書けないまま1年以上経過した結果、現在後継機「EDC-H601」と「YDC-H120」がでています。能力違いですが、どちらもサイズは同じで重さが違うようです。
僕がレビューしたのは現在のラインナップの中でも能力の小さい方(「EDC-H601」)と同程度の製品です。下のリンクは現行機になります。

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YDC-H60の特徴

商品情報_除湿機 | 山善の商品情報サイト | YAMAZEN BOOK
部屋干しや湿気対策に最適な除湿機。4.5Lと大容量ながらコンパクトで省スペースです。(YDC-H601 / EDC-H601 / RCD-J60共用)

コンパクトなサイズ感で使いやすい

まずはじめに、この除湿機の一番の特徴は、そのコンパクトさだと思います。

高さは50cmで、物干し竿に干した洗濯物に下から送風できるのがGOOD!また、コロも付いてるので取り回しも非常に良いです。

一方で、サイズが小さいということは、除湿した水を貯めるタンクもコンパクトです。ただ、だいたい3~5回分くらい洗濯物を乾かせるので、個人的には必要十分といったところですね。やっぱりコンパクトであることは本当に長所だと思います。

除湿の方式は「コンプレッサー式」

続いて、この除湿機の方式も書いておきます。

除湿機にはコンプレッサー式、デシカント式、ハイブリッド式があります(詳しくはこちら)。この除湿機は「コンプレッサー式」です。湿った空気を背面から取り込み、コンプレッサーを使って水分を取った後、上部から乾燥した空気を出す方式です。

コンプレッサー式のメリットは以下の通り。

コンプレッサー式のメリット
  • ヒーターを使わないので部屋の温度が上がりにくい
  • ヒーターを使わないので電気代が安い

デメリットは以下の通り。

コンプレッサー式のデメリット
  • ヒーターを使わないので気温の低い冬場に効果が薄い
  • コンプレッサーを使うので音が大きい

で、僕は最初にも書いた通り、洗濯物を乾かすために購入しました。洗濯物が乾きにくいのは冬場のイメージがあるかとは思いますが、冬は空気が乾燥するしエアコンの部屋に干せばすぐに乾くので、むしろ夏場の方が重宝します。なので冬場に効果が薄いのはまったく問題になりませんでした。(騒音については後述)

このあたりは生活様式によってどのタイプにメリットを感じるかは人それぞれかもしれませんね。

仕様

簡単に、仕様も載せておきます。

  • サイズ:約幅29×奥行25×高さ50cm
  • 重量:約10.8kg
  • 除湿能力:5L/日(50Hz)、6L/日(60Hz)
  • 水タンク容量:4.5L
  • 能力(50Hz/60Hz):木造6/7畳、プレハブ10/11畳、鉄筋コンクリート13/14畳
  • 定格電力:210W

何度も書いているとおり、コンパクトな製品です。それに伴い除湿能力も5~6L/日と少々低めです。広めの部屋をカラッとさせたい場合などはもっと容量の大きなモデルを選ぶ必要があります。

重量は10.8kg。ほぼコンプレッサーの重さだと思います。ただ、実際の仕様に際してはコロが付いているため、ほぼ重さを感じることはありません。

実際に見てみよう!

それでは実際に除湿機「YDC-H60」を見てみましょう。

全体

YDC-H60全体

全体的にとてもシンプルなデザインです。全体的にプラスチッキーですが、そんなに安っぽいくはありません。

色は白とグレーの2色展開ですが、僕はグレーを選びました。(本当は黒が良かったが当時ラインナップに無かった😢)

上面

続いて上面です。操作パネルは上面に集約されています。

上面パネル

実際に始動すると白に光ります。これらは操作中は明るく光り、数秒後に光が弱くなる親切設計です。

フラップは手動です。除湿された空気が上から出ますが、広い範囲に拡散されるようになっています。この空気を直接洗濯物に当てると早く乾きます。

フラップ

搭載されるモードは、

  • 除湿…部屋を設定した湿度に下がるまで運転する
  • 衣類…フル稼働し、洗濯物に直接乾いた風を送って早く乾かす

の2つ。先ほど書いたように、僕はほぼ100%衣類モードで使っています。

前面

前面はこんな感じ。正面右下に見えるのは、タンクに水がどのくらい溜まったか分かる窓です。

全体像

表面はなんか斜めの線みたいな模様になっています。

シンプルなデザインで良いですね。

タンク

タンクは前面下側にあります。引っ張って取り外します。

このタンクの右奥方向に蓋があるので、そこを開けて排水します。

排水時はいつも「空気中にこんなに水分があったの!?」と驚きます。植木とかやってる人は再利用できますね。僕は何もやってないので毎回捨ててますが。

裏面

裏面は吸気口とドレン口があります。

吸気口はフィルターがあります。ヒモを引っ張ると外れます。

裏面上部

取り外せるので掃除は簡単です。

僕は換気扇用の不織布のフィルターを貼って使っています。(写真撮り忘れ)

ドレン口を開けると除湿した水分を別容器で受けたり、あるいはどこかに流せるなら、ホースを繋いで使用することが可能です。

このドレン口を使えばタンクがいっぱいになって止まることがないので、取り扱いが随分楽になると思います。(例えばお風呂で洗濯物を乾燥させる場合などですね。)

実際に使ってみての感想

それでは、実際に使ってみての感想を書いていきます。

洗濯物を乾かすには性能十分!

僕はほとんど「衣類モード」でしか使っていないため、基本的にはこのモードでの感想になります。

実際の使用状況

僕は洗濯物を3日分くらい溜め込んでから洗濯するので、そこそこ量はあると思います。
それと、洗濯機に長めの脱水コースがあるので、それも使っています。

その状態で、仕事から帰った19時ごろに干して22時頃にはだいたい乾いているかな、って感じです。(※夏場で夜でも室温が22~23度くらいある日です)

ただ、僕はサーキュレーターを併用しています。衣類モードは「乾燥した空気を直接当てて乾かす」都合上、風が当たっていない部分は乾くのが遅くなるので、反対側からも風を当てるのがポイントだと思います。扇風機でも良いと思います。

3時間程度で乾くので、部屋干し特有の嫌な臭いは全く発生していません。それが一番うれしいポイントですね。

駆動音について

続いて駆動音についてです。

コンプレッサーの駆動音は、ちょうど冷蔵庫の駆動音をイメージしてもらうと分かりやすいと思います。これに加えて送風音も加わるので、正直生活してるときに同じ部屋で鳴ってたらうるさいです。テレビを見ながら使うとかは無理ですね。

ただ、僕の住んでる家は洗濯物干し部屋みたいなのがあって、そっちに置いているので気になりません。「隣の部屋なら扉をしっかり閉めていれば大丈夫、ただし同じ部屋にいるとうるさい」くらいの感じです。

そういう環境の場合は留守中に稼働させるか、違う部屋で過ごすなどの工夫が必要だと思います。

使うと室温が上がる

それと、コンプレッサー式は温度上昇が少ないとはいえゼロではなく、使うと多少室温が上がることには注意が必要です。

例えば「寝る前まで部屋を除湿しておくぞ~」とすると、逆に温度が上がって寝苦しくなります。なので、

  • 洗濯物を直接乾かす
  • 午前中~午後早い時間頃に部屋を除湿する

というように、目的と時間帯をはっきりさせて使うのが良いでしょう。騒音も考えるとやっぱり別部屋か、留守中にセットしておくのが良いですね。

「衣類乾燥」にもタイマーが欲しかった

あと「衣類乾燥モード」ではタイマー機能が使えません。これがイマイチ。僕は夜寝る前に洗濯物を干してそのまま寝ることも多いのですが、その場合タイマーが無いので朝まで駆動しっぱなしになるんです。

さっきも書いた通り3~4時間程度で完全に乾くので朝まで駆動している必要はありません。衣類乾燥にもタイマーがあればよかったです。

ただしこの場合、周辺の湿度が下がればコンプレッサーは止まって送風のみになるようです。

総じて大満足

以上、気になる点もいくつか書きましたが、非常に安価に洗濯の問題が解決できるので、僕は非常に気に入っています。正直もう除湿機無しの生活は考えられないほどです。

ただ、温度上昇と騒音の問題もあるので環境や使用時間帯に制限もあるとは思うんですが、そういう部分が生活にマッチするなら凄く使い勝手の良い製品だと思います。

もし部屋干し問題に悩んでいる方がおられましたら、一度検討してみると良いかもしれませんね!

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