ふと思い立ち、先日「生ハムの原木」を購入しました。
生ハムの原木っていうと「業務用」や「家でパーティーとかしちゃうセレブの食べ物」みたいなイメージがあると思うんですが、実は小さなサイズだと意外と手の届くお値段で購入できるんですよね。
ということで、今回は生ハムと、それを使った料理について書いてみようと思います!
生ハムの原木
生ハムとは
そもそも生ハムってなんぞやというと、主には豚のモモ肉を塩と一緒に漬け込んだ後、乾燥・熟成の工程を経て作られた肉製品のことです。普通のハムの製造工程にある「加熱」を行っていないため、生ハムと呼ばれています。
少し塩分の効いた濃厚な味わいが魅力的で、大人が楽しめる食材です。
原木
その生ハムの、スライスする前のブロック状態を「原木」と呼びます。
ハムは断面が空気に触れることで徐々に品質が劣化していくので、味のピークはスライスした直後になります。なのでご自宅で生ハムの一番美味しい状態を楽しむには、原木から切り出して食べるのが一番。
ただ、原木を丸々購入した場合、1本が5kg以上あってあまり常識的なサイズとは言えません。そこで、一般家庭ではだいたい300g~500g程度の部位ごとにカットされたミニ原木を購入するのが主流です。
生ハムは解凍後も2ヶ月程度日持ちするので、ミニ原木なら少人数のご家族でも余裕を持って期限内に食べきることができます。
購入したミニ原木をご紹介
ハモンセラーノのマサ
というわけでミニ原木を購入したんですが、今回はイタリアのハム「ハモンセラーノ」の「マサ」と呼ばれる部位にしました。マサは外モモと内モモが合わさった部位で、肉のコクと脂の旨み・甘みのバランスが良い最高級の部位とされています。
大きめの原木を購入すると値が張るのですが、どうせ食べ切れないので、小さめ(300g程度)でお手頃価格のミニ原木を選びました。ショップにもよりますが、サイズの選択肢が多いのは嬉しいポイントですね。
届いたのがこちら!
ということで、届いたのがこちらです!
クール宅急便で冷凍で届きました。そのまま全量を冷蔵庫に1日入れて解凍しました。
袋から出した姿。美しい…。
専用スライサー
専用のナイフなんてのもあります。生ハムスライサーですね。
もちろん、普通の包丁でも切れるんですが、やっぱり専用道具の方が使いやすいです。
実際に食べてみよう!
スライサーで薄~くスライス
それでは実際に調理(といってもスライスするだけ)していきます!
まず、脂身の外側に皮が付いているので、これを取り除きます。
スライスした後に切り取るのでも良いです。(取り忘れると口の中に筋っぽいのが残ってしまいます。)
そしたら実際にスライサーでスライスしていきます!(左利きなので見づらいと思いますがご了承ください。)
コツとしては、とにかく薄くスライスすること。一枚一枚が細切れになっても良いので、とにかく薄い方が美味しいです。
これは成功例。
一枚スライスしたら、まずはつまみ食いしましょう!買って良かったー!!と唸ってしまうこと間違いなしです。原木ならではの味を感じることができるでしょう。特に脂身の部分に甘みがあって凄く美味。
美味しくスライスするポイント
薄くスライスするポイントとしては、刃先を上に向けるようなイメージでナイフを動かすことです。
僕の場合、スライスしているとだんだんハムの厚みが増してしまうので、ナイフを少し上向きに動かすイメージでスライスしています。
当然加減を間違えると小さな細切れハムになってしまいますが、慣れてきたら徐々に一枚を大きくしていけば良いでしょう。
生ハム料理を作ってみた!
生ハム単体でも非常に美味しいんですが、せっかくなので幾つか料理を作ってみました!
洋風ちらし寿司
まず、ネットで検索して、アボカドとレモンドレッシングを使った「洋風ちらし寿司」を作ってみました!
生ハムというと、前菜やフルーツ(特にメロン)に乗せて食べるイメージが強いかと思いますが、洋風料理に使用すれば主食にも使うことが出来ます。
味は、チーズとアボカドは生ハムと相性抜群で非常に食べやすいです。レモンドレッシングも意外と酸味が強くなく、旨味が強くて誰でも食べやすい味に仕上がります。
チーズとアボカドのクラッカー乗せ
つづいて「クラッカー乗せ」!チーズとアボカドをクラッカーに乗せたもので、こちらは前菜って感じですね。
アボカドとチーズ自体が美味しいんですが、そこに生ハムが加わることで塩気が増して一気に引き締まります。なめらかな食感でいくらでも食べられる味。
チーズはクリームチーズとカマンベールチーズを用意しましたが、どちらも美味しかったです。チーズの種類も色々試してみたいところ。
生ハムとチーズ乗せトースト
つづいて「トースト」。食パンにとろけるチーズを置いて焼いたものに、生ハム乗せました。こちらも黒胡椒がマッチ!
蜂蜜を掛けて食べてみましたが、これは無い方が美味しかったです。
マンゴー
最後は王道のフルーツ、「マンゴー」!
マンゴーも高いイメージがありますが、スーパーなどで1玉3~400円で売ってることもあります。よく熟したマンゴーは甘みがあって、こちらも生ハムと非常によく合いますね。
フルーツだと生ハムメロンが王道ですが、マンゴー、イチゴなどもよく合いますよ。
まとめ
ということで、生ハムと、それを使った料理のご紹介でした。
やはり原木の最大の魅力はスライス済みの生ハムにはない新鮮で芳醇な味わいだと思うので、生ハムに興味のある方、もっと美味しい生ハムを食べたい方には、ミニ原木がぜひオススメですよ。
以上、このブログがどなたかの参考になれば幸いです!
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