初代アクア(NHP10型)のハロゲンヘッドライトが切れたので、長寿命、明るさアップを期待してLEDバルブに交換してみました!
ヘッドライトの種類
交換品を見る前に、そもそもヘッドライトにはどんな種類があるのかというのを簡単に見てみます。
現在使われているヘッドライトの種類は3種類です。
ハロゲン
まずハロゲンライト。いわゆる白熱電球で、黄色っぽく明るさも一番暗いです。また球切れも起こしやすく、消費電力も高め。ただし交換電球がずば抜けて安いです。(安いものだと千円程度)
今回の記事はこのハロゲンをLEDに交換するよ、という内容になります。
LED
そんでそのLED。聞いたことがない人はいないと思いますが、最近は車のヘッドライトでも増えてきました。省電力で長持ちするのは家庭用と一緒で、更に点灯した瞬間最大光量で光るのもメリットの一つ。
あと、これはよく間違われるのですが、明るさは3つの中では中間です。
明るさ重視であれば、次に紹介するHIDに交換する方が良いのですが、取り付け難易度や金額の問題があるので、LEDの方がオススメです。
HID
そして最後はHID。家庭用で言えば蛍光灯のイメージです。3つの中で一番明るいです。
ただし点灯直後数秒が少し暗いのと、何より金額が高いのが難点。取り付けも複雑になるので今回はパスしました。
あと、ここ10年くらいの間に販売された車のハロゲンライトをそのままHIDに交換すると、車検に通らなくなる可能性が高いです。
今回買った製品
ということで、今回は数あるLED製品の中から、選びに選んで購入したのはこちらです。
- ファン付き片側2400lm
- 純白に近い6000K
- 日本ブランドのfcl製
Amazonを見ると中国製品がたくさんありますが、こちらは日本ブランドでしっかりしたものなので、値段は結構高いです。
中身はこんな感じ。
内容物は、LEDバルブ本体と、角度調整用の六角レンチ、固定用のタイラップ。
本体部分。作りはかなり良いですね。この写真では片面しか見えていませんが、LEDチップは両面に付いています。
コントローラー部分はかなり小さめ。カプラーオンで簡単に接続できる仕組みになっています。
今回fclの製品を選んだ理由としては、
- H11ヘッドライト用
- ファンありタイプ
- 色は白(6000K)
- 日本ブランド
という基準で選んでいます。
LEDは熱に弱いという特性があるので、ファンが無いタイプだとあまり明るい製品がありません。せっかく替えるなら、ということで今回はファンありタイプにしました。
ファンの音は非常に小さいので全く聞こえません。
基本的には元々のハロゲンライトの形状と同じタイプを選べばOKです。
ご自分の車のヘッドライトの形状は、小糸製作所のHPより確認できます。
実際の取り付け手順
それでは実際に取り付けてみます!
といっても基本的には説明書のバルブ交換の方法に沿って作業するだけです。
こちらは取説から抜粋した説明です。
ちょっと手が届きにくいかもしれませんが、ヘッドライト(アクアの場合は外側のライトです。内側はハイビーム。)の裏のカプラーを反時計回りに回して外します。
ちょっと分かりにくい写真すが、これは助手席側のヘッドライトを助手席ドアミラー付近から覗いた写真です。
これを反時計回り(後ろ側から見て)に回して外します。
赤丸部分でロックがかかっているので、説明書通り後ろのストッパーを押さえるか、赤丸部分を下側(写真でいうと右側)に引っ掛けて外します。
外したカプラーの接続部分。ここにLEDの端子をそのまま挿し込みます。
僕が作業したとき、LED側の端子が少し広がっていたため、うまく入りませんでした。少しだけ狭めてやればすんなり入りました。
接続したら、元の通りヘッドライト部分にはめ込み、(後ろ側から見て)時計回りに回して固定します。
H11はツメが3つありますが全て形状が違うため、基本的には間違った入り方をすることはありません。
ということであっという間に完成!ハロゲンと撮り比べてみました。カメラの関係で少し青白く見えますが、実際は純白です。
作業時間は、写真を撮りながらで約20分といったところでした。
感想
それでは最後に、実際に取り付け、運転してみての感想を書いておきます。
明るい!
明るさは、公称の通り、ハロゲンよりはめちゃくちゃ明るくなりました。HIDと比較してもちょっと暗い程度です。
明るさの数値でいうと、
- ハロゲン→1000lm
- fclのLED→2400lm
- 一般的なHID→3000lm
だいたいこれくらいになるんですが、感覚的にもまさにそのとおりという感じです。ハロゲンより倍以上明るいことをしっかり実感できます。
僕は普段高効率なHIDの車に乗ってるんですが、そっちから乗り換えてもあまり遜色なかったので、実用としては十分な性能があるなと感じました。
純正のハロゲンライトに不満を持っている人ならきっと満足できると思います。
交換は簡単!
交換はブログ内で書いた通り、すごく簡単です。あまり車イジリをしたことない人でもそれほど難なく交換できると思います。
ただし、車の中に手を入れるので、手袋(軍手でOK)くらいは用意しておいた方が良いとは思います。狭い場所に手を入れたときに擦りむいたりすることも良くあるので、そこは気をつけて作業してくださいね。
人によっては調整が必要かも
もともとのハロゲンに比べてずいぶん明るくなるので、逆に言えば対向車からは眩しく感じるかもしれません。
もし平地でも対向車の運転席が自分の車のライトの中に入ってる場合や、パッシングをされるような場合は、光軸の調整が必要です。
光軸調整は、運転席右下にある調整ダイヤルで行います。
ダイヤルを回すだけで簡単に調整できるので、楽ちんです。0.5か1くらい下げれば十分だと思うので、気になる場合は調整してみてください。
まとめ
ということで、fclのLEDバルブを使って初代アクアのヘッドライトをLEDに交換したよ!というブログでした。
実際に地面を照らした写真を撮り忘れたし、細かい調整等も出来ていないので後日加筆していこうと思いますが、正直かなり満足の商品だったと思います。一昔前のLEDってもっと暗かったので、ここまでの性能があるのは正直驚きました。
ただ、唯一の難点は値段が高いこと。普通ハロゲンのH11ヘッドライトにそのまま交換した場合、多分2,000円そこそこですが、fclのLEDだと1万2~3千円になりますから、金額的には6倍以上になってしまいます。
個人的には、かなり明るくなって省電力であることを考えれば十分納得の金額なんですが、そこは使う人が何を優先するかなので、ぜひお財布と相談して決めてもらえればと思います。
個人的には、毎日の夜の運転がずいぶん楽になるのでオススメですよ!
ということで、以上このブログが誰かの参考になれば幸いです!
コメント
当方、アクアに乗っておりハロゲンランプからLEDに変えるためにネットサーフィンしていたところこちらの記事を見つけました。
質問なのですが、カプラーとLEDバルブの間にある四角い黒いやつ(コントローラーでしょうか・・・?)は何か固定していますでしょうか?それともブラブラさせたままでしょうか?
あまり車に詳しくなく、もし固定するのであればこうするといいよ!などございましたらアドバイスをいただけると嬉しいです!
たんたんさん、コメントありがとうございます!
黒い部分の固定方法についてですが、いわゆる「結束バンド」で束ねてブラブラしないようにしておくと良いと思います。
他にもどこか固定できそうな部分があれば、そこに固定してしまうというのも手です。
車の振動は大きいので、必ず固定しておいた方が良いでしょう!