【レビュー】安価・コンパクトなのに高機能!YAMAHA PSS-A50が楽しい!!

音響・楽器
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YAMAHAから発売されたキーボード、「PSS-A50」が1万円前半なのに高機能でとても楽しかったのでご紹介します!

入荷待ちが発生するほど売れているようです!

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特徴

まず公式サイトはこちら。

こちらに詳しく出てるんですが、一応僕なりに特色をまとめてみました。

特筆すべきポイント

このキーボードの特筆すべき点はすごく多いのですが、特に取り上げたいのは以下の4点。

  • アルペジエーター
  • 録音機能
  • USB駆動・コンパクト(37鍵)
  • MIDIコントロール機能

PSS-A50は37鍵でコンパクト小型、更に1万円前半という価格帯で、一見「初心者向けのおもちゃキーボード」かと思いがちなんですが、実はむしろ「機能充実のポータブルキーボード」という位置づけだと思います。

クリエイティブなサウンドを持ち運べ」というコンセプトからも分かる通り、どこでも気軽に音楽演奏、録音、そして制作を可能とするツールといった印象。

アルペジエーターや強弱キータッチなど機能は充実しているのに、1.2kgと軽量で、更にUSBバスパワーでも駆動できるので、外出先でノートブックやタブレットでも満足の音楽活動が出来ると思います。まさに「今の時代のキーボード!」という感じですね。

因みに僕は音楽活動はしないんですが、コンパクトに収納できてお値段も手頃という点に惹かれて購入に至りました。

外観

簡単にですが、外観写真を撮ってみたので機能と一緒にご紹介します。


電源入れたところも撮ればよかったんですが、忘れていましたごめんなさい。キーは37鍵。3オクターブです。

正面から。

重量は1.2kgでかなり軽いので、片手で軽々持ち運びできます。

操作部。

普通のキーボードを触ったことがある人ならほとんど迷わないUIでしょう。

電源はmicroUSB。

バスパワー(PCからの給電)で動くので、これをMIDIキーボードとして使う場合もPCとUSBケーブルで繋ぐだけでOK。バスパワーで動くのでACアダプターは必要ありません。

PC接続時は本体のスピーカーから音が出ないようにする設定だけしてやれば、あとは繋ぐだけで使えるので便利です。

弾いてみた

ということで早速演奏動画を撮ってみました!某アーティストの曲っぽい感じですね。

オーディオインターフェイス「YAMAHA AG03」でライン入力し、AdobeのAuditionで録音。録音した音と一眼で撮った動画をPremiere Proで合わせました。

録音の仕組み

動画内に簡単な解説を書いていますが、音を重ねていく過程をもう少し詳しく書いてみます。

録音の流れは今回の演奏であれば、

①ドラムにアルペジエーターをかけて、HOLD → リズムが鳴り続ける

②その状態でRECを押し、ベースラインを録音
(これでリズムとベースが録音できる)

③録音が終わったら小節の終わりで再びRECを押して録音を停止

④Shiftを押しながら再生ボタンを押してループ再生
※ループ再生を始めたら、HOLDしているドラムのアルペジエーターは解除してOK

⑤アルペジエーターでピーヒャララ部分を鳴らしてHOLD

⑥最後にBRASSでメロディを自由に弾く!

こんな感じですね。

基本的にA50は1トラックしか録音できませんが、自分が弾いた音と、アルペジエーターHOLDの自動演奏も同時に録音することができるのがミソ。

なので上の例では、①アルペジエーターHOLDで自動に演奏されているドラムと、②自分で弾いたベースラインを録音・ループ再生し、その上から更に③アルペジエーターHOLDでピーヒャララ④自分で弾くブラスのメロディを重ねています。ぱっと聞くと3トラック再生の上にメロディを弾いているように聞こえますね。

イメージ図はこんな感じ。

上の例のように4トラックきっちり使ってループ演奏するためには、曲が循環コードであるなどの成約がありますが、うまくハマれば簡単に豪華な即興演奏を披露することが出来るでしょう!

【追記】弾いてみたその2

違う曲も弾いてみました。Ray CharlsのHit The Road Jackです。キーAmで弾いているので、2番目に入れるアルペジエーターはAのキーで鳴らしています。

【追記】弾いてみたその3

更に違う曲も弾いてみました。MuseのUprisingです。リズムがシャッフルしてるつもりで弾いているけど、あとで聞いてみたらしてなかったので混乱しました。

【追記】弾いてみたその4

しばらく触っていなかったのですが、久しぶりに弾いてみました。Stand by Meです。

midiキーボードとして使う

こちら、MIDIキーボードとして使うことが出来ます。実際にcubaseで使ってみました。

鍵盤以外の部分も、例えばベロシティやエフェクトやオクターブのボタンも全部使えるので便利です。

当然、MIDIに特化したキーボードに比べるとサイズ(特に厚み)が大きかったり機能が少なかったりと不満はあるかもしれませんが、僕のようにたまにDAWで遊ぶ程度の人間にとっては、MIDIキーボードとしても必要十分であるように思います。

まとめ

ということで、以上「YAMAHA PSS-A50」のご紹介でした。

この金額でこれだけのことができて、さらに使いやすい。そりゃ爆発的にヒットする理由もよく分かるなぁと思いました。

ずーっと品薄が続いていましたが、ここにきて少しずつ流通し始めているようです。とても楽しい楽器なので、購入してもきっと後悔することはない商品だと思いますよ!

自分用メモ

最後に自分用のメモとして、音色一覧を書いておきます。

ピアノ

  • 1.グランドピアノ
  • 2.エレクトリックピアノ1
  • 3.エレクトリックピアノ2
  • 4.エレクトリックグランドピアノ

オルガン

  • 5.ドローバーオルガン
  • 6.ロックオルガン
  • 7.アコーディオン
  • 8.ハーモニカ

ギター

  • 9.ナイロン弦ギター
  • 10.スチール弦ギター
  • 11.ジャズギター
  • 12.クリーンギター
  • 13.オーバードライブギター

ベース

  • 14.アコースティックベース
  • 15.フィンガーベース
  • 16.スラップベース
  • 17.シンセベース

ストリングス

  • 18.ストリングス
  • 19.ピチカートストリングス
  • 20.バイオリン
  • 21.チェロ
  • 22.ハープ

ウッドウインド

  • 23.オーボエ
  • 24.クラリネット
  • 25.フルート
  • 26.テナーサックス

ブラス

  • 27.ブラスセクション
  • 28.トランペット
  • 29.トロンボーン
  • 30.フレンチホルン
  • 31.シンセブラス

シンセリード

  • 32.ジェミニ
  • 33.パンチーコーズ
  • 34.スクエアリード
  • 35.ソートゥースリード

シンセパッド

  • 36.ニューエイジパッド
  • 37.ウォームパッド
  • 38.ブライトネス

ドラムキット/パーカッション

  • 39.スタンダードキット
  • 40.ダンスキット
  • 41.ビブラフォン
  • 42.マリンバ

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