BOSE Soundlink Flex第2世代購入!第1世代と比較レビュー!

レビュー
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2024年9月末、BOSEのポータブルスピーカー「Soundlink Flex」の第2世代版が発売されました!

僕は第1世代のユーザーで、これまで毎日2台をリンクさせてステレオ使用していました。しかし第1世代は単体で使うには良いものの、使用感にいくつか不満があり若干のストレスを感じていたので、思い切って第2世代に買い替えました!

ということで、第2世代を2台購入したので第1世代と比較しながら詳細にレビューしてみようと思います!

第1世代のレビューはこちら。

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BOSE Soundlink Flexとは

まずはじめに「BOSE Soundlink Flex」はポータブルタイプのBluetoothスピーカーです。

堅牢性や防水性が非常に高く、ポータブルとしての使いやすさを高めた上で、そのコンパクトなボディからは想像できないような迫力のある「BOSEサウンド」が飛び出します。

BOSEはアウトドアシーンでの使用を全面に押し出していますが、音質が非常に良いので僕は自宅でスマホ用のスピーカーとして使っています。

特に、2台をリンクさせるステレオモードが非常にお気に入り。自分の移動に合わせてBOSEサウンドを持ち歩ける利便性は一度使うと病みつきになると思います。

ただ、定価は19,800円と、ポータブルスピーカーとしては少々お高め。特に2台購入となると4万円ちかくなるので、ぜひセールやクーポンなどを使って購入すると良いと思います。

2つの世代を比較してみる

それでは、実際にSoundlink Flexの2つの世代を比較してみようと思います!

音質について

まず最初に音質についてですが、どちらも一緒で、特に違いは感じません。どちらも非常に締まった低音で、ポータブルっぽくない、ちゃんとしたパワフルなBOSEの音質。Ankerなどの1万円程度のポータブルスピーカーと比較するともはや違う次元にあります。

ただ、第1世代をお持ちの方が第2世代に買い替えてもこの点では特に変化は無いので、音質向上を目的に買い替える必要は無いです。

仕様の比較

続いて製品の仕様の比較です。

第2世代第1世代
サイズ・重量9.04 × 20.1 ×5.23cm 587g9 × 20.1 × 5.2cm 585g
Bluetooth5.34.2
インターフェイスUSB Type-CUSB Type-C
バッテリー12時間12時間
マイク内臓マイク内臓マイク
防滴IP67IP67
対応アプリBoseBose Connect

重量は各所に書いてある仕様によると第2世代の方が20g程度軽くなっていますが、実測してみると第2世代の方が2g重かったです。まぁ誤差みたいなもんなんで、実質同じと言えるでしょう。

その他、バッテリーの持ちやインターフェイス(といってもUSB-Cが一つあるだけだけど。)など、多くの項目で変更点はありません。

一方、Bluetoothのバージョンと接続アプリが変更になっています。第1世代は「Bose Connect」でしたが、第2世代では「BOSE」アプリになりました。後述しますが、これにより使い勝手が改善されています。

外観上の違い

続いて外観を比較してみます。ブラックが以前から持ってる第1世代、グリーン(アルパインセージ)が第2世代です。

前面

まずは前面から見ていきます。

ご覧の通りほとんど違いがありません。若干BOSEのロゴが小さくなったくらいでしょうか。ボディ前面が金属製でボディ側面がシリコン素材という点も変わってないし、サイズ感や手触りも全く一緒です。

上面

上面のコントロールパネル部分は少し変わりました。

第1世代は左から、「電源」「音量-」「マルチファンクション」「音量+」「Bluetooth」。

第2世代は左から、「電源」「Bluetooth」「ショートカット」「音量-」「再生/一時停止」「音量+」。

第2世代になってボタンが一つ増えた形。この違いが利便性に効いてきます。(後述します)

背面

つづいて背面。こちらもほとんど一緒。足のサイズが少しだけ変わった程度です。

豊かな低音の鳴りに貢献しているようです。

その他

その他、USB-Cの充電口やラバーバンドも一緒です。同梱品もUSB A to Cで全く同じです。

正直、上面以外では違いを見分けるのは困難ですね。逆に、専用ケースなどはおそらくどちらも同じものが使えると思います。

遅延について

Bluetoothのバージョンが上がったということで、気になるのが遅延です。第1世代は遅延が結構大きかったです。

では第2世代はというと、圧倒的に少ないです。体感、2分の1とか3分の1とかそんな感じ。

ただ、第1世代の謎技術として、ステレオ接続した際にスマホ側の映像をウニョンと無理やり遅らせ強制的に映像と音声のタイミングを合わせる仕組みになっていました。
第2世代だとそのウニョンが無くなっている反面、ステレオモードでも若干遅延を感じるようになりました。

遅延とウニョン、どっちの方が良いかは好みが分かれるところですが、第1世代のウニョンは映像を一時停止したり一回スキップさせる度に発生するので結構気になっていました。個人的には第2世代の方が良いと感じています。

第2世代の方が良くなった部分

ここまで、ほとんど同じだよね、という項目が多かったんですが、ここからは第2世代の方が良かったポイントを書いていこうと思います。

イコライザーについて

第2世代で非常に良かったものの1つ目は、イコライザーです。

というのも、このSoundlink Flexの音質は非常に良いものの、BOSEらしく低音が強いので、例えば夜中に静かに音楽を聴きたいときに響き過ぎたり、あるいはナレーションが聞き取りにくいので音量を上げると動画の低音が強くなりすぎたりしました。うちは壁の薄い賃貸なので特に気になってたんです。

それでずっとイコライズできたら良いなぁと思ってたんですが、やっと第2世代からできるようになりました。というのも第1世代と第2世代では接続アプリが変わっており、アプリそのものにイコライザーが付いてるんです。

設定できるのは「低音・中音・高音」の3つという潔い仕様なんですが、これが結構自然な感じで効いてくれるので良いんです。自分としてはこの点だけでも第2世代に買い替える価値があったと感じています。

2台のペアリングが簡単になった

次に第2世代で良くなったポイントが「ペアリング作業」です。というのも、Soundlink Flexが2台ある場合、それらをリンクして、それぞれから左右の音を出すステレオモードと、それぞれから同じ音を出すパーティーモードを選ぶことが出来るんです。特にステレオモードは単体で使う場合に比べて音に広がりが生まれるため、僕はいつも必ずステレオモードで使っています。

ただそのペアリング作業に少し難があって、どちらの世代もステレオモードにする場合、電源を入れる度に毎回ペアリングしないといけないんです。ただ、この作業が第2世代になって改善されました。

具体的に、第1世代のペアリング作業は、

  1. 2台の電源を入れる
  2. 1台で「Bluetoothボタン」と「音量+ボタン」を同時押し
  3. もう1台で「Bluetoothボタン」と「音量-ボタン」を同時押し
  4. パーティーモードで繋がるのを待ってから、もう一度「Bluetoothボタン」と「音量+ボタン」を同時押ししてステレオモードに切り替える

こういう作業が必要でした。接続待ちの時間もあるので30秒くらいかかるんです。

これが第2世代の場合、ショートカットボタンが使えるようになったのと、ペアリング時最初にステレオモードで繋がるようになったので、

  1. 2台の電源を入れる
  2. 1台で「ショートカットボタン」を押す
  3. もう1台で「ショートカットボタン」を押す

という3工程でできるようになりました。実質の作業時間は5秒くらい、接続の待ち時間を含めても10秒くらいで繋がるので、僕のように毎日ペアリング作業を行う人にはめちゃくちゃ時短になります。

そもそも毎回ペアリングしないといけないこと自体はストレスだけど、そのストレスが大きく低減された、という感じですね。

あと細かい変更点ですが、ステレオモードで接続しているときのLとRがひと目で分かるようになりました。第2世代になってライトのインジケーターが3つに増えたんですが、下画像のようにLEDが3つ光っている方がLです。細かい変更ですが音楽再生中に隣の部屋に持って移動する場合などに分かりやすくて良いですね。

電源自動OFFの時間設定項目が増えた

それから細かい点ですが、アプリから設定できる自動OFFまでの時間が調整出来るようになりました。

第1世代は20分か40分のみだったんですが、第2世代は20分、40分、1時間、OFFが選べます。こういう使い勝手に関わる部分の調整項目は多ければ多いほど良いと思うので、これは素直に嬉しいです。

第1世代の方が良かった点

ただし、第2世代になってから悪くなってしまった部分があります。それがシステム音です。

システム音が大迫力

そもそもSoundlink Flexには音声ガイダンス機能があって、電源を入れたときに「バッテリーが何%だ」とか喋るんですが、これが結構うるさいので僕はOFFにしています。すると、音声がSEに変わるんですが、この音が変わりました。

第1世代のSEはピコンって感じの軽い音だったのに、第2世代は「ドゥン!」って感じの重低音の聞いたBOSEサウンドになってしまったんです。電源を入れたときも、USBケーブルを繋いだときも、USBケーブルを外したときも、その度に「ドゥン!」ってBOSEサウンドが鳴るんで、気を抜いていたらビックリしてしまいます。

ここはBOSEさんにぜひ改善して欲しい点なんですが、ぜひこの「ドゥン!」サウンドを変えるか、あるいはSEの音量を調整できる機能を付けてくれたら良かったなぁと思っています。

第1世代でも第2世代でも気になる点

それから第1世代、第2世代のどちらでも気になる点も書いておきます。

音声案内の音が大きい

さっき第2世代の「ドゥン!」サウンドが大きいと書いたんですが、そもそも第1世代も第2世代も音声ガイダンスの音量が大きすぎます。

一応アプリから音声ガイダンスはOFFに出来るんですが、それは電源ONにしたときのガイダンスだけで、2台をリンクさせるときや接続が解除されたときの音声はOFFに出来ません。

ここで特に問題なのが、接続が切れた場合の音声です。僕は寝るときこのSoundlinkFlexをステレオモードにして、枕元に置いて音楽を小さい音量で聞きながら寝るんですが、寝入った頃に「接続が解除されました!!!」的なことをBOSEサウンドで喋りだすので、心臓がドキドキして目が覚めるときがあります。

さっきのSEと合わせて、ぜひこのガイダンスもON/OFF設定、あるいは音量調整が可能だったら良かったのになぁと思っています。

違う世代でのリンクはできない

それと、残念なのが、第1世代と第2世代はリンクさせることが出来ません。(通常の手順で試してみた限りでは出来ませんでした。)

第1世代を1台持ってて第2世代を買い足しちゃおう!という使い方が出来ないので、その点は非常に残念ですね。

まとめ

ということで、今回はBOSE Soundlink Flexの第2世代を購入したので、主に第1世代との比較を中心に書いてみました。

それぞれの世代の違いは小さいが使い勝手が向上している

正直2つの世代の差はそれほど大きくありません。特に外観上の変化はほとんど無く、音質も一緒。

一方でBluetoothのバージョンとアプリ関連の使い勝手が良くなっているので、第1世代の不満点は大きく解消されているように感じます。

ただ、「わざわざ買い替えるほどか?」と問われるとちょっと悩ましいところです。僕は第1世代を知人に譲る前提だったので購入してレビューしたわけですが、もしそうじゃなかったら、あるいはブログをやってなかったら多分買い替えてなかったと思います。

一方で、これからSoundlink Flexを購入する人は、ちょっと金額が違ったとしても第2世代を買ったほうが良いでしょう。

本来は外で大きな音で使うためのスピーカー

それと、そもそも僕はこのスピーカーを家庭用として使っているため、本来の使い方から外れている気がします。以前社用車での待ち時間にこのスピーカーを使ったんですが、やっぱり大きい音量で使ったらちょっと興奮するくらいに気持ちよかったし、そういう環境ならSEの音量などの細かいことは気にならないと思います。

でももう少し微調整が出来たら良かった

とはいえ、日本人ユーザーとしては、住宅事情など考えるとやっぱり細かい部分でもう少し調整が効くと喜ぶ人が多いだろうなと思います。

特にSEや音声のON/OFF、もしくは音量調節はマストな気がするので、もし可能ならアプリのバージョンアップなどで対応してくれると嬉しいですね。

できれば2台買いたい!!

そして最後に。結構お高い商品なんで気軽には難しいですが、できれば2台購入して使ってほしい!

正直1台でもBOSEの音質は物凄く良くてポータブルスピーカーとは思えない音質ですが、それでも2台繋いでステレオで聞いたときは本当に別次元の音になります。簡単では無いのは重々承知ですが、もしお財布事情が許すなら、ぜひ検討してみると良いのでは無いでしょうか。

以上、長くなりましたが、BOSE Soundlink Flexの世代間比較とレビューでした。この記事がどなたかの参考になれば幸いです!

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