僕の生活している部屋は約11畳なんですが、ずっと使っている蛍光灯シーリングライトが10畳用ってことと、経年劣化ですっかり暗くなってきました。
ということで、今回は大光量「20畳用」のLEDライト「LEC-AH2010PH」に交換してみたのでご紹介します!
明るいライトを買おう!
よく言われることですが、お部屋のシーリングライトは推奨畳数より大きく明るいものを買うのがオススメです。理由は単純で、明るいライトは調光で暗くできますが、暗いライトを明るくすることはできないからです。
かくいう僕は部屋の中でパソコンのパーツをイジったり、探しものをしたり、テレビの配線を整理したりというように、結構明るさが必要な作業をするんですが、古いライトだと明るさが足りないので、これまでライトスタンドや投光器を使って照らしていました。
嘘のようですが、本当にこれ↓を2台部屋に置いています。
ただ、作業の度にライトを設置するのも不便なので「部屋のシーリングライトをもっと明るくしたいなぁ」とずっと思っていたわけです。
というわけで、今回は部屋の畳数の約2倍もある「20畳用」のシーリングライトを購入してみました!
日立製を選んだ理由
一般家庭用として販売されているシーリングライトで一番能力が高いものが20畳用です。そりゃそうです、普通広い部屋ならライトが複数あるので、単体でここまで明るくする必要がありません。
需要が無いので当然出しているメーカーも少なく、パナソニックと日立しか出していません。しかもどちらのメーカーも1商品しか出していないので、実質2商品しかラインナップがありません!
▼日立「LEC-AH2010PH」
▼パナソニック「HH-CG2033A」
ではなぜ日立製を選んだかというと、
- 日立の方が僅かに発光効率がよい(明るさに対して電気代が安い)
- 日立の方が僅かに演色性が高い(物が綺麗に見える)
- 日立には「ひろびろ光」機能がある(後述します)
このあたりの理由です。本当に僅かな差なんですが、基本スペックが日立の方が良かったんです。
実際に「LEC-AH2010PH」を見ていくよ!
それでは実物を見ていきます!
見た目の通り、大光量・省エネタイプで、日立の中で一番明るいライトになります。全光束は11,500lm。発光効率では蛍光灯より6~7割ほど良いです。つまり、20畳用でも10畳用の蛍光灯より電気代が安くなります。
取り出したところ。見事に全貌を撮り忘れてしまいましたが、直径は70.5cmです。実は20畳用でも14畳でも12畳用でも本体のサイズは変わりません。
LEDはこのように配置されています。
白色と電球色のLEDが交互に配置されていて、これらの光量を調整することで色味や明るさを変える方式です。電球色のみの発光だと2700K、白色のみだと6500Kの色味になり、その間を無段階で調整することが出来ます。
撮り忘れてしまいましたが、本体の裏側(天井側)にも「ひろびろ光」用のLEDが配置されています。
「LEC-AH2010PH」の取り付け
取り付けは普通のシーリングライトと同じなので至って簡単です。
天井にあるあの器具に付属の固定具を嵌め込み、
本体をカチっとハメ込み、配線を繋ぐ。(この一連の作業は、箱から取り出すときに一度逆の手順を踏むことになるので、取り付け時も非常に分かりやすかったです。良い工夫ですね!)
そして中央部にカバーを取り付け、
あとは外カバーを付けるだけ!(意外とこのカバーの取り付けがいつも難しい…)
これで完成です!因みにこのカバーは帯電防止や害虫侵入防止などの機能もあるようです。
リモコンはこんな感じ。「IR-A07HRT」という型番です。
こちらもなかなか高機能で、4種類のプリセット(「蛍光灯」、「図書館」、「食卓」、「電球」)と3種類の「リラックス」、3種類の「ひろびろ光」の切り替え等が出来ます。
カバーを開けるとこう。
メモリー機能がまた優秀で、「あかりセレクト」の4種類は明るさや色味、ひろびろ光の調整をリモコンから登録することが出来ます。
例えば「蛍光灯」モードだと色味がちょっと青っぽすぎるなぁと感じれば、ここに少し温かの色温度+ひろびろ光をメモリーしておけば、次からこのボタンを押したときはそういう設定で光らせることが出来ます。
自分好みの発光設定を4つ保持できるようになるので、これはかなり使いやすいです。
「LEC-AH2010PH」を実際に点灯させてみた!
それでは点灯の種類を簡単にご紹介します。
まず、全灯にするとこうなります。カメラの設定がライトの明るさに合っているので天井がかなり暗く見えますが、実際は凄く明るいです!全灯時の色味は写真より若干黄色みがあるかなぁという感じ。
これに、「ひろびろ光」をプラスするとこうなります。
更に「ひろびろ光」だけ点けるとこんな感じ。
ちょうど間接照明のような雰囲気で天井全体が明るくなってくれます。
リモコンの「リラックス」を押せば、「ひろびろ光」部分がメインとなり部屋全体を温かい電球色で包んでくれます。
ただ、個人的にはなんだか昔のトンネルの中にいるような気分になるので、夜にリラックスしたい場合は普通色の「ひろびろ光」のみで過ごしています。
「ひろびろ光」について
この「ひろびろ光」機能についてもう少し詳しく解説しておきます。
公式サイトから説明文を引用すると、
器具上部の[ひろびろ光]が天井や壁のすみまで明るく照らし、お部屋全体に光を広げます。室内の明暗差をやわらげることでお部屋の広さ感がアップ。また、点灯を切り替えることで間接照明の演出を楽しむこともできます。
とのことです。
本体上部から横向きに光が出る機構ですね。
これによって天井の隅、床の隅を明るくしてくれるので、部屋が広く感じられるというわけです。
実際にこれを使ってみると思っていた以上に効果的で、部屋の隅が暗くなるのが解消されるので、目に入る部分の輝度差が減って感覚的にかなり過ごしやすくなります。僕はこの「ひろびろ光」を常に点灯させて使っています。
また「ひろびろ光」だけを点けると天井全体が間接照明みたいになるので、夜はその状態で過ごすとかなり居心地が良いです。
実際にどれほど光量が変わったの?
最後に、10年以上使っている10畳用の蛍光灯と、20畳用のLEDライトの明るさを比べてみました。
測定方法は、スマホのアプリを使って測定。場所は、①ライトの真下1.5mの場所、②普段パソコンを置いているデスク(部屋の隅の方)の2箇所です。
測定の結果、
- ①ライトの真下 400lx → 1440lx (約3.6倍!)
- ②デスク部分 38lx → 141lx (約3.7倍!)
となりました!予想では10畳用を20畳用にしたので2倍くらいになるかなぁと思っていましたが、それを遥かに上回る結果に!恐らく元々の蛍光灯が経年でかなり明るさが低下していたようです。
更に、実際に数字だけでは分かりにくいと思うので、Before Afterを、全く同じ設定で撮り比べてみました。
まずこっちが10畳用の蛍光灯です。かなり暗く、モニターを見てるとすぐに目が疲れていました。
そして20畳用です。
明るくなった!!
というか、机の表情までイキイキしてきたような気がしますね…。
実際は暗い環境に目が慣れてしまうのでそこまで差を感じることはないですが、それだけ目が頑張っているということなので、長時間の使用だと結構影響があるように思います。
感想
それでは実際に使ってみて、気に入った点と改善して欲しい点をまとめておこうと思います。
良かった点①~かなり明るくなった
やっぱり明るいのは正義だ!と実感しました。
僕は長い間PCデスクの明るさ環境の悪さに悩んでいて、ライトバーや机裏にLEDを配置して、輝度差解消に努めていました。ここまでやればあれだけ暗い部屋でもかなり目が楽になります。
しかしこういうのって設置するのも一手間かかるし、ライトだけでここまで明るなら多くの方の環境で目の疲れが解消できると思います。
一見20畳用と聞くとオーバースペックのように感じますが、僕のように部屋の隅で作業する場合には、やはり明るいスペックのシーリングライトが必要であると感じます。
良かった点②~「ひろびろ光」が非常によい
それから「ひろびろ光」を含め、多くの光り方を設定できるのも非常に良かったです。
一般的なLEDライトだと、明るさと色味のみの調整だと思いますが、こちらは配光まで調整できるので、シーン毎に好みにあった使い方をすることができます。
リラックスしたいとき、とにかく部屋を明るくしたいとき、普段使い、様々なシーンにボタン一つで対応出来るのは非常に良いですね。
元々は一番明るいライトが欲しい!という思いで購入したのですが、正直に言えば明るさより「ひろびろ光」の方が嬉しかったですね。
良かった点③~細かい調整がしやすい
あと、「あかりセレクト」の各モードも細かく調整することができ、メモリーすることができるのも良かったです。
驚いたのが、常夜灯も明るさを調整できること!本当に夜中に目が覚めてちょっと時間を確認したいとき、結構常夜灯って眩しいんですよね。これを最小まで絞るともっと暗くできるので、これも良かったです。僅かなことなんですけどね。
要望①~音声コントロールに対応してほしかった
一方で気になる点も。音声コントロールには対応していません。
付属のリモコンは1つなんですが、それだとそのリモコンがある場所でしか操作出来ないんです。特にこの製品は20畳用で広い部屋を想定した商品なので、一箇所でしか操作できないと不便って場合も多いと思うんです。
その点音声コントロールに対応していれば、部屋のどの場所にいても明るさの調整やON/OFFができるので、これはぜひ対応していて欲しかったですね。
市場でもまだ音声コントロール対応製品は少ないので、スマート家電が早く当たり前になってほしいところです。
大光量製品にも演色性の高いラインナップがあると良い
それから、演色性ももっと高いラインナップがあれば良かったと感じます。「ひろびろ光」が使えるのは最上位の機種のみなんですが、最上位な割に演色評価数は残念ながらRa85しかありません。
いや、Ra85あれば一般生活では高演色な方だと思うし、Panasonicの20畳用より良いんですが、それでも僕は写真の編集などをするので、出来れば90以上は欲しいんですよね。
もちろん蛍光灯を使用していたときはもっと低かったんで、その頃より実感としてもずいぶん良くなりました。しかし、今後も本気で作業するときは以前と同じようにライトバー等で補助が必要かなぁと思っています。
特殊な使い方だとは思いますが、僕と同じような作業をする人もたくさんいると思うので、出来れば選択肢の一つとして高演色タイプもあればよかったなぁと感じました。
まとめ
ということで、気になった点も書きましたが、結果的に凄く満足出来ました!ここまで変わるならもっと早く買っておけば良かったなぁと思っています。
もし今お使いのシーリングライトが長い間経っているなら、知らず知らずの間に暗くなっているかもしれません。
そういう場合は明るいライト、そして「ひろびろ光」が使えるこのライトは本当にオススメですよ!
なお、20畳用まではいらない!という場合は14畳用もあります。
コメント