実家で使っているシャープの加湿空気清浄機。これの「ユニット交換」ランプが点いていたので、新しいユニットに購入・交換しました!
プラズマクラスター発生ユニット
今回交換したのはプラズマクラスターの発生ユニットです。
シャープの特許技術であるプラズマクラスターは、電極に高電圧を掛けて空気中の水分を分解してプラスイオンとマイナスイオンを放出するという機能。そのイオンの力で臭いやウイルス、静電気を除去する作用があります。
ただし、上記の通り電極に高電圧を掛けるので、長時間使うと電極が摩耗してプラズマが発生しなくなってしまいます。
なので一度買うと半永久的に使えるという機能ではなく、定期的にメンテナンス(汚れるとイオンがでなくなるため)や、部品交換が必要な機能となります。
およその目安ですが、清掃は6ヶ月に1度、ユニット交換は2年に1度必要になります。今回はランプが点いたので交換ですね。
ユニットは機種ごとに違うので調べましょう
それでは実際に交換してみます!
今回交換したのはシャープの5年前の機種、「KI-FX55」のプラズマクラスター発生ユニットです。
まず、機種ごとに発生ユニットが違うので、取説をダウンロードしてユニットの型番を調べました。
それによると、型番はIZ-C75Sらしいので、それをAmazonで探して購入しました。
高い!!
実際の説明は取説の通り行うだけなので、簡単です。ユニットを取り出して外して、付け替えるだけ。1分程度で完了しました。
交換したユニットの写真
では、上で説明を書いたようにユニットは電極部分が摩耗するのですが、実際にどのくらいか比較してみました。
まずこちらがプラズマクラスターのイオン発生ユニットです。新品。
これの新旧を並べてみるとこんな感じ。分かりにくいですが、上が新しいユニット、下が古いユニットです。
この写真では分かりにくいので、今度は横から電極を見てみます。
まず新しい方。こちらは針が尖っています。この針の先端からプラズマクラスターイオンが発生するわけですね。
一方、古いユニットはこちら。明らかに摩耗しているのが分かります。
針がどれも黒くなっていますし、真ん中にいたっては全然尖っていません。
プラズマクラスターって、実際にイオンの発生が目に見えるわけではないですが、このビフォー・アフターを見ると、「たしかにちゃんと働いてるんだなぁ」と分かる気がしますね。
因みに工場などで静電気除去を目的に使われる「イオナイザー」、あれも確か電極部分の交換が必要になるはずなので、原理的にはほとんど同じなんだと思います。ある意味工場等では既に使われている技術を一般家庭に持ってきたもの、という認識でも良いのかもしれませんね。
交換用ユニットが高すぎる
今やシャープの機器にはだいたいプラズマクラスター機能が搭載されていますが、プラズマクラスター25000以上を発生させる機器では恐らくどれも2年使うとユニット交換が必要になると思います。
しかしこの交換用ユニットが結構高いんですよね。今回の機種はもう5年前の機種ですが、それでも4千円以上します。
それに加えて、これはシャープの空気清浄機のダメなポイントだと思うんですけど、このユニット交換期限が過ぎてしまうと、プラズマクラスター機能だけでなく空気清浄機の機能全体が止まってしまうんです。
「プラズマクラスターは発生しなくてもいいから花粉だけ集めてね」っていう使い方は出来なくなってしまうので、このあたりはあまり親切じゃないなぁと思います。
もちろんメーカーとしては、プラズマクラスターも含めての性能なんだと思いますが、それにしてもユニット1つで4~5千円かかるとなると、「インク代が高いけど本体が安いプリンター」的な印象を受けてしまいます。
空気清浄機は本体自体も高いので、2年おきに4~5千円はちょっと痛いなぁというのが正直な感想ですね。
製造コストがかかるのはよく分かりますが、もう少し安かったらありがたいなぁと思います。
まとめ
ということで、シャープのプラズマクラスター発生ユニットを交換したよ、という記事でした。
やっぱり交換ユニットが高いのが致命的な欠点だと思いますが、それでも交換自体は非常に簡単ですし、古い機種でもネットで手に入りやすいのは良い点だと思います。
せっかくユニットを交換したので、これからまたプラズマクラスターをバンバン発生させて部屋の空気を浄化してもらいたいと思います!
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