PS4をもうちょっと延命!清掃・グリス塗り替え・SSD交換で蘇らせる!

ゲーム
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今回は初期型PS4のメンテナンスとSSD交換します!

PS5の発売が目前の今、PS4の保証が切れても構わないので、CPUのグリス塗り替えを含め、内部まで本格的にメンテナンスしました!

なお、今回は作業しながらブログ用の写真を撮る余裕が無い場面が多々あったので、肝心な場面で写真が少なくなっています。ごめんなさい。

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今回行う作業

今回は

  • HDDをSSDに換装
  • 外部・内部のホコリ清掃
  • CPUグリスの塗り替え

を行います。

理由としては本体の発熱です。
「LAST OF US II」をプレイして気付いたんですが、負荷が大きいゲームをプレイするとすぐファン全開になるし、本体自体も熱くなっているので、空気の流れが相当悪くなってるんだと思います。

これらの原因はPCの熱暴走と同じで、だいたい

  • 通気口がホコリで塞がっている
  • ファンがホコリまみれ
  • CPUグリスが硬化している

ですね。

更にSSDへの換装はロードの短縮が主な狙いではありますが、SSD自体HDDより発熱が少ないので、その効果も期待しています。

上にも書いたとおりPS5の発売も近いので、なるべくお金を掛けずに作業します!

SSD交換

購入したSSDについて

SSD

今回使用したSSDの容量は従来のHDDと同じ500GBにしました。

本当は1TBに増やしたかったけど、500GBのほうが5千円くらい安いので節約です。

今回はクローンコピー!

今回は、一般的なセーブデータの移行ではなく、クローンコピーを行いました。

クローンコピーはHDDからSSDに全てのデータを完全に丸々コピーする方法なので、通常のデータ移行に比べてコピー時間がめちゃくちゃ長くなります。

ではなぜこの方法を取ったのかといいうと、通常のセーブデータ移行だとP.T.などのように現在はダウンロードできないゲームが移行できなくなる恐れがあったからです。クローンコピーは元のHDDとデータ上はまったく同じものを作る作業なので、今では手に入らないデータなどもそのまま移行できます。

普段はPCを使うので「Todo Backup Free」というソフトを使って作業するんですが、このソフトでは何度試してもPS4が読み込まなかったので、今回はこういうPCレスでコピーする商品を使いました。

換装作業

PS4はHDD換装を前提に作られているので、作業自体は凄く簡単です。

本体上面のカバーをスライドさせ、HDDを固定しているネジを1本外すだけで取り外すことができます。

引っ張れば外れます。

あとは玄人志向のコピーツールのHDD1にHDDを、HDD2にSSDを挿し込みます。そしたら電源を入れてクローンボタンを4秒押せばスタートします。

コピー作業は500GBのHDDからSSDで、約6時間かかりました。

日本語の説明書は付属しませんが、公式サイトに詳しく出ているのでそれを見て使えばOKです。クローンの進行状況のランプについてはこちら。(これが分かってないとスタートしたかどうかすら分かりにくいので、一度確認してみてください。)

クローンコピーが完了したら、PS4にSSDを入れて再びネジ止めし、電源を入れれば起動します。

※追記
後日、PS4のシステムアップデートが入った際に、失敗してPS4が起動しなくなりました。その際残していたHDDを使ってPS4を復旧させることが出来たので、もしSSDに換装される際はHDDを捨てずに保管しておくと良いと思います。

本格メンテナンス

続いて本格的なメンテナンスを行います。内部清掃ですね。

内部清掃には分解が必要です。分解すると保証対象外になって壊れても修理してもらえなくなることを理解した上で行ってください!
こういう作業をやったことない人が手を出すと苦労するかも、ってくらいの難易度です。

PS4に使われているネジは、単純な+の他に、トルクスネジという星型のものが使われています。お持ちでない場合は購入しましょう。

トルクスドライバーは近年様々な「開けてほしくない系」の場所に使われています。1セットあると色々なものに使えるので非常に便利ですよ。

分解作業

内部清掃は、まず保護シールを剥がします。この保護シールを剥がすと保証が効かなくなります

んでネジをジャンジャカ外します。

このとき、面倒でも「写真を撮りながら作業する」、「外したネジは段ボールに刺していく」という手順を踏めば、元に戻すときネジが行方不明になったり、逆に余ったりすることはなくなります。
段ボール上に、基盤と同じような位置にネジを差し込んでおけば、場所も一目瞭然です。

外すべきネジには矢印⇒があるので分かりやすいです。

どんどん外していきます。

清掃作業

内部に溜まったホコリはブロアーで吹き飛ばすのが一般的かと思いますが、僕のPS4は開けてみたら思ったよりもホコリが少なかったので、少し拭くだけで簡単にキレイになりました。

これは、TVラックの中という、良くも悪くも空気の流れが少ない場所に置いているからだと思います。排熱的にはダメダメなんですけどね…。

ホコリがひどい場合はこういう掃除機用の隙間ノズルだどを使うと良いでしょう。

もしくはエアダスターで吹き飛ばせば良いと思います。

これで内部に溜まったホコリをとにかく徹底的に取り除きましょう!

CPUグリス交換

最後にグリスです。

パソコンに興味がない方だとあまりご存じないかもしれませんが、CPU(コンピューターの内部で頑張って計算している頭脳的パーツ)って物凄く発熱するんで、ファンで風を当てて冷却してるんですが、そのCPUの表面にはグリスが塗ってあって、熱伝導率を高める工夫がしてあります。

パソコンの場合、グリスを塗り忘れていたら起動直後にCPUの温度が一気に上昇して、まともに動かなくなるくらいグリスは大切なものです。

ということで、グリスを新品に塗り替えます。

PS4の開き方はこちらのサイトさんを参考にしました。

そして購入から6年半経ったPS4のグリスがこちら。

ちょっと柔らかさは残ってるんですが、効果があるのかは微妙な状態。密着度も下がっていそうです。

ということで、PC用で超定番のグリス「MX-4」に塗り替えます。

硬化したグリスをキレイに拭き取り、

新しいグリスを塗って、薄く伸ばします。

このグリスは本体を戻していく際のネジ止めで、ヒートパイプを強めに固定できるので、ある程度雑でも問題ありません。また、グリスは絶縁素材なので、塗り過ぎによる故障などはあまり気にする必要はありません。

ちなみに、グリスの塗り替えは、ノートパソコンなんかでも物凄く効果があります。数年使っているパソコンで「すぐにファンが回って動作が遅くなる」みたいな状態なら分解してグリスを塗り替えるだけで効果が期待できます。

それほど重要な部分な割にメンテナンス性が悪いので、メーカーももうちょっと工夫してくれると良いんですけどね。

元に戻す!

そんなこんなで丁寧にもとに戻していけば完成です!

このときのあるあるの失敗としては、分解時に外したコネクターを繋ぎ忘れるパターンですね。しっかり確認しながら作業を進めましょう。

あと、難しいのが、PS4特有の平行四辺形型のケースをはめ込む作業です。
コツとしては、後ろ側(HDMIなどの端子がある方)を先にしっかり固定し、その後でフロント側を固定することです。

無理矢理戻そうとすると、嵌合部分が変に入って大変苦労します(体験談)。ご注意。

まとめ

ということで、以上PS4のSSD交換と、内部清掃をしたよという記事でした。

実際の成果

実際の成果として、まずSSD換装はしっかり効果がありました

ゲームのロード時間もそうですが、スタンバイからの復帰やゲームの起動に特に効果があるので、例えばHDDの容量がいっぱいになった場合などについでにSSDに乾燥すれば、快適度がアップすることでしょう。

一方で内部清掃とグリスの塗り替えですが、僕の場合は開けてみるとあまり汚れていなかったため、効果は限定的でした。確かにファンが全開になるまでの時間がこころなしか長くなりましたが、どっちみちすぐ全開になります。どちらかというと、夏場なのにエアコン付けずにゲームしてるとか、空気の流れが悪いTVラックに入れていることの方が問題のようですね。

これも室内でタバコを吸うとか、ホコリが多い場所に置いている場合に顕著に差が出る作業だと感じました。

作業の難易度

最後に今回の作業の難易度について。

まず、HDDからSSDへの交換はとても簡単です。これは最初からPS4自体が交換を前提に設計されているため凄くやりやすかったです。

ただ、内部清掃については、PS4は特殊な形状なのでプラスチックパーツの取り外しが難しかったり、特殊ネジなどもあるので初心者の方には難しいかもしれません。作業中に間違えて壊しちゃうと、保証も効かないので直してもらえなくなります。

なので正直に言えば、作業に自信がなければSSD交換までにしておいた方が無難だと思いますね。

あと少しのPS4を快適に!

ということで、以上でPS4のSSD交換と内部清掃でした。

この記事がどなたかの参考になれば幸いです!

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