無線マウス「MX Master 2S」購入!だけど自分には合わなかったという話

パソコン用品
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Logicoolの高級無線マウス「MX Master 2S MX2100sGR」を購入し、数ヶ月使ってきました。

1万円弱する高級マウスで評価も非常に高いのですが、自分の使い方(主にオフィスワーク)には合わなかったので、同じ使い方をされる方の参考になるように、合わなかったポイントを具体的に書いてみようと思います。

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MX Master 2Sの外観

MX2100sGR

まず、ザッとMX Master 2Sの外観をご紹介しておきます。

本マウスの最大の特徴が内側の出っ張り。内側に出っ張りがあって、そこに親指を乗せるような形で使用します。MX2100sGR形状

後ろから見るとこんな感じ。
MX2100sGR形状2
その分少し大きくなったように感じますが、握った感じとしてはそれほどでもありません。最初はこの独特の形状のせいで違和感があって肩が凝りましたが、2ヶ月ほど使っていると慣れてきたかなと思います。

MX Master 2Sはバッテリー式・無線タイプなので、microUSBの充電ケーブルと、Bluetoothがない場合用のUSB受信機が同梱されています。
MX2100sGR内容物

USBの受信機は非常に小さいのでノートPCでも邪魔になることはないでしょう。(もちろんほとんどのノートPCはBluetooth機能があるので受信機は必要ないです。)
MX2100sGR受信機

サイドはホイールと、その後ろに前後ボタンが配置されています。
MX2100sGRサイドボタン

充電は先端から。
MX2100sGR全面

オーソドックスなマウスに比較して、

  • 親指側が出っ張った形状
  • サイドスクロールホイールがある
  • 8ボタンである

という点が大きな特徴だと思います。

MX Master 2Sの良い点

結果的にいうと僕はこのマウスを気に入ってないんですが、良い点もあるのでまずそこから書きますw

充電が凄く長持ち

僕が前に使ってたLogicoolのマウスM905tは乾電池式だったんですけど、このMX Master 2Sはバッテリー式。一回の充電で70日間使えるバッテリー性能があります!

マウスを使っている途中の電池切れって凄くストレスになるので、それから解放されるのは凄く助かります。

複数機器で使える

MX2100sGR裏面

一つのマウスで3つのPCに繋ぐことが出来るのも大きなポイントです。

デスクトップで作業していて、途中自分のノートPCで作業をすることも時々あるのですが、そのマウスの切り替えをシームレスに行うことが出来るのも良い点です。

このあたりはLogicoolの中でもかなり高いマウスというだけあって、機能性としてはとても高いです。

MX Master 2Sが自分に合わなかった点

そして、本題の「自分に合わなかった点」です。

サイドチルトが大雑把!

まず、僕が決定的に使いづらいと感じたのが「サイドホイール」です。

例えばExcelで横に長いファイルがあるとして、ずーっと右の方を見ようと思った場合、サイドホイールを回すんです。

MX Master 2Sのサイドホイール

なんですけど、このホイールにはノッチ感が全くないので、言葉で表すと「ぬるっ」って感じで動くんです。そのため「このくらい動かしたい」という調整が非常に難しく、例えばExcelだと3行動くこともあれば10行動くこともある、という大雑把な使用感になってしまいます。

これが、僕が以前使っていたM905tなどのマウスであれば、センターホイールが横にチルトすることで左右を動かすためクリック感があり、更に「1クリックごとにどのくらい動かすか」を設定できたので、かなり細かい操作が可能だったんです。
M905tのサイドチルト

サイドホイールが「大雑把」っていうこのポイントが、特にエクセルを多様するオフィスワークでしゃ大きなマイナスになっていると感じます。

やっぱりサイドホイールよりサイドチルトの方が僕の使用シーンには合っているというのが正直な感想。

個人的にはこの1点だけで、もうすでに長期間使うのは厳しいと感じました。

アプリケーションによる切り替えがうまくいかない

それからもう1点、かなり厳しいと感じたのがアプリケーションごとの切り替えの不具合です。

「MX Master 2S」はLogicoolのソフト「Logicool Options」を常駐させることで、アプリケーションごとに機能を変えることが出来ます。

例えばサイドホイールを、

  • 音楽プレーヤーの場合は音量調整
  • Excelの場合はサイドスクロール
  • お絵かきソフトの場合は拡大・縮小

というように、アプリケーションごとに自分好みの機能を設定することが出来ます。

ただ、これが上手く切り替わりません

特に困るのがExcel。僕自身一番多く使うアプリケーションなんですけど、Excelを起動していてもサイドスクロールできないことがかなり多くあるんです。

これ、以前使っていたM905tでは確実に毎回ちゃんと機能していたので、これもかなり大きなストレスに感じました。もしかしたら「Logicool Options」のアップデートなどで解消されるかもしれませんが、現段階ではもう我慢できなくなっています。

以上2つが僕に合わない大きな理由です。

ホイール音がうるさい

MX Master 2Sのホイール

これ以降は少し細かい点です。

事務所で作業する際に気になるのがホイールの回転音も気になります。具体的には2つあって、まず高速で回転させると鳴るギュイーン!って感じの音が大きすぎること。

そしてもう1つが、SmartShift(通常の回転と高速回転を自動で切り替える機能)使用時にガチャガチャと音が鳴ること。

自宅だったらまだ良いですが、職場だとちょっと周りの目(耳)を気にしてしまうかと思います。もう少し小さいとありがたいですね。

サイドボタンの位置が手に合わない

MX2100sGRサイドボタン

あとサイドボタンが位置的に使いづらいです。特に前後ボタンが後ろにあるせいで、親指の動きが大きくなるんですね。

ただ、これは「MX Master 2S」の後継機である「MX Master 3」だと改良されてます。具体的にはボタンが少し下・前方に移動しているので、親指の移動量が少なくなっています。
MX Master 3

この僅かな移動で凄く使いやすくなると思います。

この1点が気になる場合はMX Master 3をオススメします。

まとめ

ということで、数ヶ月MX Master 2Sを使ってみての感想でした。

評価としては、600件以上のレビューがあって、★4.5なのですごく高いと思うんです。

ただ、特に細かい作業がしづらかったことと、アプリケーションの切り替え不具合には苦労しました。
そのため、「静かな事務所で、Excel作業を多用しつつ、Webなどいくつかアプリケーションを切り替える」みたいな僕と似た環境で使用する場合は、不満を感じてしまう可能性が高いと思います。僕自身も結局別のマウスを購入してしまいました。

以上、僕の経験がどなたかの参考になれば幸いです!

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