ドコモから発売された「Galaxy S21 Ultra 5G」を発売前に予約して購入すると、ワイヤレスノイズキャンセリングイヤホン「Galaxy Buds Pro」が貰えるキャンペーンがありました。
応募していたものが先日やっと届いたのでレビューします!
なかなか届かなかった
このキャンペーン自体は、ドコモでGalaxy S21/S21 Ultraを予約して購入すると、S21の場合はGalaxy Buds+、Ultraの場合はGalaxy Buds Proが貰えるというもので、非常に人気だったようです。
しかし、申し込んでいたうちの複数のユーザーに「記入漏れが見つかったから1週間のうちに情報再登録してね!」という案内が来て、それに気づかなかった人が貰えなくなるという、ちょっと悲しい側面も持ち合わせるキャンペーンでした。どうやら対象者が多かったために少々混乱があったようです。
僕の場合、4月22日にキャンペーンに応募し、6月14日に「再登録のお願い」が届き、その日のうちに再登録を行い、届いたのは7月28日。結果的に3ヶ月ちょい待ったことになります。結構長かった!
Galaxy Buds Proの特徴
それでは具体的に製品の話です。
まず、Galaxy Buds Proは、Samsungが販売しているノイズキャンセリング機能付きワイヤレスイヤホンの最上位モデルです。Samsung傘下のAKGが音質面で協力したというだけあって、Amazonで購入すると1万円以上するかなり高品質なイヤホンになります。
その特徴としては、
- 自動で最適化されるアクティブノイズキャンセリング機能
- オーディオメーカーAKGの技術を使った音質
- 映画にも最適化された3Dオーディオ機能
- 長時間使用可能なバッテリー
- Galaxyとの親和性
という感じで、色々Air Podsと似た技術や一部似てない技術など、先端の機能が盛り込まれています。
アクティブノイズキャンセリング
その中でも特にすごいのが、Galaxy Buds Proの最大の特徴であるアクティブノイズキャンセリング機能です。
この”アクティブ“というのは、大きく分けると2つの機能を指しています。
- 周囲の環境やユーザーの使い方によってノイズキャンセルの程度を調整する
- ユーザーが会話を始めれば自動で周囲の音を取り入れる
このように、家の中でも外でも一切Buds Proを外さず生活出来るようになっているわけですね。(後述)
Galaxy Buds Proの外観
それでは実際にGalaxy Buds Proを見ていきます。
外箱はこんな感じでごくごく普通です。(色は変な青っぽい色でした。黒が良かったのに。)
内容物は、ケース(その中にイヤホン本体収納)、サイズ違いのイヤーパッド、充電用のケーブルです。充電器は付きません。ケース自体はとてもコンパクトで持ち運びやすいのが良い!
中にイヤホンがコンパクトに収納されていて、開いて取り出せば自動的にGalaxy S21 Ultraとペアリングされます。
イヤホン外側はクロームメッキ調です。タッチセンサー付きなので、タップタップすることで再生や曲送り、ノイキャンの調整を行うことができます。
充電はケース背面。もちろんワイヤレス充電にも対応しています。
ノイキャンONの状態で、イヤホン本体だけで約5時間、ケース併用で約18時間使用が可能とのことです。
他、変わった充電方法としては、Galaxy S21本体から充電することも可能です。充電忘れて家を出てしまった場合に便利ですね。
イヤホンにはノイキャン用のマイクや、充電接点、タッチセンサー等が配置されています。
イヤーピースはS、M、Lの3種類が付属しています。ノイキャン効果を得るためには自分の耳に合ったサイズのピースを取り付けることが重要とのこと。
設定はスマホアプリから
アクティブノイズキャンセリングの設定は、スマホのアプリで行います。
「Galaxy Wearble」アプリを立ち上げると、イコライザーやノイズコントロールの程度、操作の設定を行うことが出来ます。
イヤホンをタッチして操作することも出来るんですが、正直分かりにくいし誤動作するので、僕は特に家の中で使うときはこのアプリからタッチ操作をOFFにして使うことが多いですね。
感想
それでは実際に使ってみての感想です!
音質はよい!
まず肝心の音についてですが、AKG(2017年にSamsungに買収されました)の技術を使った2Wayスピーカー搭載とのことで、ワイヤレスイヤホンとしては十分に良い音が出ていると思います。低音から高音までの全域で無理に強調している感じがなくフラットで、自然な音質で非常に良いという印象。どこかの音域の弱さのようなものは感じません。
それでいて音の解像感はあって、細かい音も聞き取れる性能があります。動画や映画だけでなく、音楽用ととしても十分な性能があると思います。
低音ズンズン・高音キンキンの音ってインパクトがありますが、長時間聞くと耳が痛くなっちゃうので、個人的には好みの音質です。
もちろん有線イヤホンには劣る
ただ、当然ながら有線イヤホンと比べると負けていると感じたのでその点も書き加えておきます。僕はAKGの有線ノイズキャンセリングイヤホンも持っていますが、正直そっちの方が良いです。
有線イヤホンってどんな再生機に繋ぐかで結構音質が変わってしまいますが、特に良い機器に繋いだ場合と比べると、Buds Proは音の迫力が弱いし、少し輪郭が曖昧になるような感覚があります。
ただ、これは比べる対象が違ってて、音質を優先するか取り回しを優先するかの話になります。特にノイズキャンセリング機能のある有線イヤホンって、ドライバが途中にあって非常に扱いづらかったりするので、Galaxy Buds Proはそのあたりのバランスが非常に良いと感じました。
正しく装着することが非常に大切
あと、良い音質で聞くには、正しく耳に装着することが非常に重要なので注意が必要です。
ここは欠点とも言えるかもしれませんが、装着が少し甘いと音が急に軽くなってしまうので、装着時に正しく入れることと、正しいサイズのイヤーパッドを使用することが大切です。
聞いてる途中でだんだんズレてきて音が軽くなる…というようなことはないのですが、気軽にサッと取り付けられないのは少し面倒に感じました。
ノイズキャンセリング性能も良い
ノイズキャンセリング性能は十分高いと感じます。車や電車の中でも音楽の音量を上げる必要はありません!(もちろんノイズキャンセリングの原理上、サーっという高音は完全には消えませんが、音楽等を聞く際にはあまり影響が少ないノイズの種類です。)
またノイズキャンセルをONにしてもそれほど音質が変化することもないので、積極的に使っていけるのもポイントが高いです。意外と室内でもエアコンの音など騒音が多いので、普段からONにして利用するのもアリだと思います。
アクティブノイズキャンセリングについて
アクティブノイズキャンセリングは、自分が喋りだしたら直ぐに外音取り込みモードになります。
これは外の音がそのまま聞こえるのではなく、ノイズキャンセリング用のマイクから外音を拾い、スピーカー内部に流しているようです。その際再生中の音声も音量が自動で小さくなるので、自分から発話する際には非常に便利だと思います。Bluetoothイヤホンの場合、耳から取り外すと無くしちゃう可能性があるので、外さなくても良いのはポイント高いです。
ただし、他人から話しかけられた場合は働かないので、あくまでも自分から話し始めた場合のみの機能です。また、鼻歌でもONになってしまうため、僕は普段はこの機能はOFFにして使っています。
この機能の利便性は人によって、また環境によって大きく左右される気がしますね。
タッチ操作は誤動作の原因になるかも
そして気になったのが、タッチセンサーでの操作で誤作動することがあることです。
上にも書いたように、正しい音で聞くには耳にしっかりと装着しないといけないのですが、装着しようとしているときにセンサーに指が当たって勝手に再生されたり、ノイズキャンセリングがOFFになったりしてしまいます。
気のなるのは主には装着作業時のみなので付けてしまえば関係ないんですが、もう少しうまい工夫があると良かったかなと思います。
ほんの少しだけ重さを感じるときがある
AirPodsが4g、AirPods Proが5.4gに対し、Galaxy Buds Proが6.3gで、その差は僅かだし、そんなに気になるわけではありません。
ただ、わずかに重いせいで、装着が甘いとポロっと落ちそうになるときがあるんです。装着性自体は高いけど、重いので少し外れやすくなってる印象。落として失くすとおしまいですから、ちょっと気にはなりますね。
まとめ
ということで、気になったことも多く取り上げましたが、基本的には
- Bluetoothイヤホンとしては音が良い
- ノイズキャンセリング性能が良い
という2点で非常に実用的な商品だと感じました。
特にGalaxyとの親和性が非常に高く、また機能性も非常に高いので、Galaxy S21シリーズを使っている場合には最適なイヤホンになると思います。バッテリーの持ちも良いので通勤・通学にうってつけ。
以上、簡単なレビューになりますが、興味のある方の参考になれば幸いです!
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