ドライブ中、窓を開けるだけでは暑さが我慢できない季節になってきました。
そんな季節、車のエアコンを使っていると徐々に気になってくるのが「カビ臭さ」ですよね。特に梅雨時期のように湿度の高い時期にエアコンを使っていると知らぬ間に臭いを放つようになってしまいます。
自分一人で運転しているときならまだ良いですが、人を乗せるときにこの臭いがすると凄く恥ずかしいんですよね。
ということで!今日はカー用品などを一切使わず、わずか10分放置するだけでカビ臭さを消す方法をご紹介します!
カーエアコンの臭いの原因
車のエアコンの臭いの原因は、エバポレーターについたカビです。
エバポレーターとは車のダッシュボードの奥の方にある、細かいフィンがたくさん付いたパーツです。
とても入り組んだ形状になっているんですが、エアコンを使うとここが冷たくなり、結露して水滴がたくさん付きます。
そうすると車を降りて一晩の間に水滴にカビが発生し、次に車に乗った時にこのカビが気流に乗って送風口から車内に充満してしまうわけです!
しかもこれはエアコンを使うたびにカビがどんどん増えていくという原理なので、そのままだと改善されることはなく、夏の間ずっと臭くなります。
エアコンの使い始めだけ臭う場合は要注意
エアコンの使い始めで特に強い臭いが発生し、しばらく使っていると臭いがなくなる場合、これはカビが原因でほぼ間違いありません。
エアコンの使い始めはエバポレーターが乾燥しているので、カビが風に乗って飛びやすいんです。しかししばらく使っているうちにカビの回りに水滴が発生し、コーティングされているような状態になって臭いがなくなるので、時間が経つと臭いが弱くなるんですね。
結局この水滴がまた次のカビを発生させる原因になるため、症状が悪化することはあっても改善されることはありません。
エバポレーターについたカビを退治する方法
エバポレーターに付いたカビを退治する方法として、一般的によくご紹介されているものとして、エバポレーター洗浄や薬品を噴霧する方法がありますが、これらを施工しても結局またカビは発生してしまうので、時間の問題です。
そこで、今回はもっと簡単に除去出来る方法をご紹介します。
熱で退治する
方法は簡単、エアコンの温度を最大まで上げてカビを死滅させるだけです。
もう少し具体的にいうと、
-
- 暖房で最大温度に設定
- 10分間放置
たったこれだけです!上でも書いたとおりこの臭いの原因はカビなので、このカビを高音で死滅させてやれば臭いがなくなるということです。
なお作業中は当然車内が暑くなりますが、この方法はエボパレーターの温度を上げることが目的で、別に車内の温度を上げる必要はないので、ぜひ窓を全開にするなど暑さ対策を行ってくださいね。
一度やれば少なくとも数週間は効果が続くので、臭いが気になるたびに10分程度暖房するだけで良いでしょう。
カビを発生させない工夫
最後にカーエアコンにそもそもカビを発生させないための方法をご紹介します。
上でも書いたとおり、冷房で冷えたエバポレーターに付く水滴が原因なので、毎日この水滴を飛ばしてやればOKです。
なので、車に乗って冷房を使ったときは、車のエンジンを切る前数分間に暖房をかければ良いのです。
僕の場合、駐車場に停める数分前、「いつもこの信号を通り過ぎたあたりから暖房をかけよう」と決めて、窓を開けて忘れないように実行していますよ。エアコンで冷えた身体が車を降りる前に少し温まるので意外と身体的にも快適だったりします。こちらの方法も凄く簡単なのでぜひ。
まとめ
ということで、今回は車のエアコンの臭いの原因であるカビを退治する方法と、カビの発生を防ぐ工夫について書きました。
エアコンのカビ臭さを防ぐカー用品ってたくさん売ってるし、僕も試したことがありますが、基本的にはこの方法を使うようになってから一切買っていません。
凄く簡単に出来るしお金も掛からないので、ぜひ試してみてください!
コメント