かかとの磨り減った革靴を「サンスターくつ底補修材」で修理してみました!
概ね満足いく結果となりましたが、思いがけない失敗もあったので、知識の共有ということでブログに書いておきます。(同じ失敗をする人が一人でも減りますように…!)
革靴のかかと磨り減り問題
スーツで働くビジネスマンの悩み、それは革靴の「踵(かかと)の磨り減り」だと思います。
僕自身、O脚があるため、特に踵の外側が減ってしまいます。いつも靴を買い換える理由はだいたい踵の磨り減りなので、これの対策ができればもう少し革靴が長持ちするのになぁと思うわけです。
補修キット「サンスター くつ底補修材」
ということで、Amazonで探して靴の補修キットを購入しました。今回補修に使ったのは、「サンスター くつ底補修材」です。
特徴としては、熱で固めるタイプなので作業中に固まらないこと。成形を終えてから一気に固めることができるので、作業がやりやすいし、短時間で作業できる(硬化待ちの時間がない)という利点があります。
セット内容
セット内容は、以下の通り。
- くつ底補修材
- 紙ヤスリ
- 型取りプレート
- テープ
- ヘラ
- クリップ
- ゴム手袋
セット内容が充実しているので、この他に必要なものといえば、補修材を温めるためのお湯もしくはドライヤーくらいですね。
靴の補修方法
それでは作業方法を簡単に見てみます。
下準備
まず靴底の補修部分をヤスリがけします。
続いて付属の型取りプレートで靴にガイドをします。
このとき注意なのは、靴底のすり減っていない部分と、型取りプレートの上端を同じ高さに揃えることです。
型取りプレートが靴底からハミ出していると、その分靴底全体が盛りすぎてしまうので気をつけてくださいね。
補修材を入れる
付属の手袋があるので装着し、チューブの補修材を流し込みます。
一定量入ったら、ヘラの側面でまっすぐに均しておきましょう。
お湯で固める
この補修材はお湯かドライヤーで固めることが出来るのですが、お湯を使う方がドライヤーより少々厚めでも固まるということなので、お湯を使うことにしました。
補修キットのケースが結構しっかりしており、そのまま容器として使えます。
ポットで沸騰させたお湯を入れ、放置しました。途中触ったら完全に固まっていないっぽかったので、再沸騰させたお湯を足したりしました。
完成!
ということで完成です!
上で書いた通り、ヘラの横部分を使って綺麗に均しておけばよかったんですが、後で削れば良いやと思ってそのままにしていたら、ちょっと歪になってしまいました。
しかしカッチカチに硬化していて完成度としてはかなり高いです!
なお、写真では元の層と補修した層の色が分かれてしまっていますが、暫く履いていたら馴染みました。
失敗したこと
さて、そんなわけで、簡単に完成しました!みたいに書いていますが、実は一点失敗したことがあります。
それは、「100℃近いお湯に長時間入れておいたら靴底自体が取れた」です。
写真矢印のあたりを、グッと引っ張ると、微妙に浮いてしまうようになりました。なので結局接着剤でくっつけました。
しっかりお湯に漬けすぎていたことが原因か、固まってないかと思ってお湯を注ぎ足したことが原因か、はたまた靴自体の接着剤が古くなっていたのかその辺りはよく分かりません。
ですが接着剤で簡単にくっついたので良しとします。
まとめ
ということで、以上サンスターの靴底補修材で革靴を直してみたよ!というブログでした。
今回手こずったところは、
- ガイドを綺麗に貼るのが難しく、何度かやり直した
- 補修材を綺麗に均さなかったので仕上がりが歪になった
- 手に付いた補修材が3日ほど取れなかった
- 熱で靴底が少し取れた
こういった部分ですね。僕自身の横着さが原因の部分も多いので、次からはもっとうまくできると思います。
一方仕上がりは十分期待してたレベルに達してると思います。一回の使用でもまだまだ補修材が残っているて、2足分は余裕で使えると思うので、別の靴がすり減ったときにも使おうと思います。
以上このブログがどなたかの参考になれば幸いです!
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