今回の記事では、愛車ロードスターのウインカーを抵抗入りのLEDに変更します!
交換方法を出来るだけ詳しく残しておこうと思います!
ハイフラの原理
まず、NDロードスターのウインカーは通常のハロゲンバルブです。ハロゲンはポワンポワンと光るので、これをLEDに変更することでシャキっとした光り方に変更することが出来ます。簡単に交換できるのに印象が変わるので、ポピュラーなカスタムです。
ただ、このとき問題になるのが、「ハイフラッシャー現象」が起きてしまうことです。ハロゲン球をLEDに交換しただけだと電流値が減ってしまい、球切れと勘違いして高速点滅するんですが、ウインカーの点滅速度は1分間に60~120回と決まっているので、ハイフラ状態では(電球がちゃんと光っていても)保安基準違反となってしまいます。
LEDはハロゲンバルブに比べて超低消費電力なので、本当に僅かにしか電流が流れません。その為車両側が「球切れを起こしている」と判断してハイフラ現象が起こるんですね。
一般的なハイフラ対策(メタルクラッド抵抗)
ではLEDバルブに替えた場合のハイフラ対策ですが、一般的にはウインカー線に対して並列に抵抗を入れることが多いです。メタルクラッド抵抗が一般的。
こういうやつを、ウインカー線に噛ませて、ボディなどに貼り付けて使います。
メタルクラッド抵抗のデメリット
ただ、こういう抵抗ってかなり熱を持つので、取り付ける場所によっては「溶け」や「燃焼」の原因となります。また既存配線を加工するので、将来的に断線などの不具合に繋がる可能性もあります。
出来るならやりたくない方法なんですね
抵抗入りのLED
そこで今回僕が使ったのが、「抵抗入りのLEDバルブ」です。
fcl.という有名ブランド品ですが、僕が買ったときから早くもモデルチェンジして、更にサイズがコンパクト化されたようです。悔しい…。
LED自体に抵抗が組み込まれているため、ハイフラ対策をする必要が無いという便利商品です。
抵抗は熱を発生しますが、LED自体は熱に非常に弱いため、先端にファンが付いていて抵抗を冷やす構造になっています。
ロードスターは前後とも「T20 ピンチ部違い」というサイズになります。
因みに上記の通り僕が購入したのはモデルチェンジ前ですが、サイズ的にはこんな感じ。ロードスターには前後とも問題なく入ります。
なお、抵抗入りLEDなので、通電すると触れないくらい熱くなります。(素手で)うっかり触ると火傷するぜ?
実際に取り付けてみよう!フロント
それでは実際の取り付けをご紹介します!
どの車も基本的には取説に沿って作業をすればOKです。
バラシ
ロードスターの場合、取説では、「ハンドルを切っておいてから矢印部分のクリップを外す」ように書いてありますが、純正車高であれば、ハンドル切らなくても出来ます。適当にクリップを何箇所か外し、タイヤハウスのインナーをグイッと引っ張れば隙間が出来るので、そこに手を入れればアクセス出来ます。
フロントのウインカーバルブは比較的手が届きやすい場所にあるので、交換は簡単です。
電球交換
手が届けばソケットを(車両後ろ側から見て)反時計回りに回せば外れるので、後は純正バルブを引っ張って外すだけです。
一応、こういうガラス製品を触る際、熱くなっていたり割れたりする可能性もあるので、できるだけ手袋をして作業するようにしましょう。ホームセンターで売ってる2~300円のもので十分です。
実際に取り付けてみよう!リア
続いてリアの取り付けです。こちらの方がフロントよりは少し難しいですが、とにかく取説に忠実に作業を行うと良いと思います。
トランク内の内張りをバラす
まずはトランクの内張りを剥がします。内張りに付いたクリップを外します。
外すと内張りの裏側にラゲッジランプのコネクタがあるので、それを外しておきます。(こうしないと内張りが外れません)
外したら、両サイドの内張りのクリップも外します。
テールランプユニットを外す
続いてテールランプユニットを外します。この外すときに気をつけるのは、とにかくボディに傷を付けないようにすること!保護テープでしっかり保護しておきましょう!
保護テープは、いわゆる養生テープでは糊残りすることがあるので、紙製のマスキングテープがおすすめです。
保護したら、グロメット部分のゴムを、テールライト側に押し出します。
そしたらランプのビスとボルト部分を外します。
そしてここからがポイント!
テールライトユニットは、車体側面側のフック?のような部分で引っかかっています。
ですので、ここを割らないように注意して取り外す必要があります。とにかく説明書に忠実に作業しましょう!
コツとしては、説明書のとおり、グロメットの穴から親指を入れ、車体真後ろの方向に向かって押すことです。とにかく真後ろの向きになるように押しましょう。うまく行けばポコっと外れます。
ライトバルブ交換
あとはライトバルブを交換し、元に戻すだけです。
ファン付きライトバルブの感想
それではfcl.のファン付きLEDに交換しての、メリット・デメリットを書いておきます。
非常に明るく視認性が良い
まず、視認性が非常に良いです。LEDなので点灯・消灯がシャープなのはもちろんですが、光量自体がハロゲンランプよりも多いので、昼間でも見えやすいのが非常に良い!
性能についてはまったく文句ありません!
作業が簡単
抵抗入りなので交換作業が非常に簡単なのが良いです。
また、抵抗がないLEDの場合、メタルクラッドの取り付けによるボディ部分での発熱、取り付けに伴う接触不良などの問題点をずっと気にして乗ることになってしまいます。
その点抵抗入りLEDの場合はただ交換するだけで良いし、元々ハロゲンが発熱している部分なので車への影響は全くありません。
非常に良い!
ファンがうるさい
一方で、ファンの音がうるさいという問題点もあります。
長時間のハザードや、右折待ちをしていると、ファンの回転が大きくなってきて、その回転の振動がボディを通じて車内に響いてきます。
ウゥン!ウゥン!と聞こえてくるので最初何かと思いましたが、LEDでした。LED単体での音は小さいし、車外には聞こえないので、やはり振動が響いている音のようです。
ただ、対策を考えなければならないほどうるさいわけでも無いので、まぁこのままでいいやと放置しています。
人によっては気になるかもしれませんね。
まとめ
ということで、ロードスターのウインカーをファン・抵抗入りLEDを取り付けてみたよ!というブログでした。
作業自体はそれほど難易度も高くないし、光り方も非常に綺麗なので、ファンの音が気にならなければ、オススメのアイテムだと思います。
以上どなたかの参考になれば幸いです!
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