去年、梅雨の大豪雨の影響で、僕の住んでいる尾道市全域が10日間に渡って断水となりました。
実生活も仕事も本当に苦労したので、今年も梅雨が来る前に去年必要だと感じたモノ・コトをまとめておこうと思います。
断水で困ったこと
水が止まるということ。他電気やガスは全て影響なかったのですが、物凄く生活に支障をきたしました。
具体的に挙げてみると、
- 飲料水がない
- 風呂・トイレなどの生活用水がない
- 店という店から飲料水や食品が消える
- 使い捨ての食器も全て消える
- ポリタンクなどの容器も全て消える
こんな感じになります。
例えば僕の家は幸い井戸水が出るので(水質が飲料水に適さないが)お風呂やトイレに使おうと思ったんですが、なんと最近のお風呂って井戸水を溜めても追い焚き出来ないんですね…。
洗濯機も全自動だと同じ理由で動かないから結局全部手洗いでやることに。何だか思ってもいなかった問題がたくさん起こってしまいました。
断水に備えたいもの!
そこで、断水を、そして災害を見越して備えたいもの、あって助かったものを書いておきます!
何日分備蓄するか
まず大切なのが、どのくらいの日数分備蓄するかです。
今回物流がストップして回復し始めるまでに3日かかりました。水は復旧まで10日かかり、結構早い段階で給水車が入ってくれたので助かりましたが、それでも給水制限があるので、最低でも3日分、できれば1週間分の備蓄が必要だなぁと思いました。
まずは水の確保!
とにもかくにもまずは水です。
僕はAmazonで備蓄用の「5年間保存が必要な水」を購入しました。2㍑×12本なので24リットル。1日2㍑で6日ですね。
上でも書いたように途中から給水が始まりましたが、一人6㍑という制限があったり煮沸する必要があったりと、何も考えずそのまま飲めるペットボトル飲料は凄く貴重だと思いました。
なお、僕はズボラなので備蓄用の長期保存水を購入しましたが、少し値が張るので、普通のミネラルウォーターを購入して定期的に入れ替えをするのも良いですね。
水を溜めておく容器
そして水を溜めておく容器も必要になります。これは給水や井戸水を運ぶなど、色々なことに使います。
僕も水害時、ホームセンターに買いに走りましたが、既にポリタンクは品切れになっており手に入れることが出来ませんでした。
更に数日後には衣装ケースなど容器という容器全て無くなっていました。
僕は仕事でも水が必要だったため、後にAmazonでポリタンクを大量購入し、今では押し入れで眠っています。
しかし結構場所を取るので、備えとしては「折りたたみの容器」が良いなぁと思いますね。
あと、あると便利なのがコック付きの蓋ですね。これがあればタンクを持ち上げずに倒した状態で使うことが出来ます。
既にポリタンクをお持ちの方は、これがあると便利さが一変すると思いますよ。
食料品
スーパーやコンビニから食料品や使い捨て食器が無くなり、暫く手に入りませんでした。
そこで必要なのが、やはり保存食。こちらはお湯か水を入れて暫く待てば食べられるようになります。
出来上がりは軽めのお茶碗に2杯分くらい。12食入なので、4~6日分ですね。
他、サトウのごはんや、温めなくても食べられるカレーなども常備しています。
因みにこのカレー、本当に美味しいので非常時じゃないのにパクパク食べてしまって数が減ってきています。また追加注文しなきゃ…。
食器
あと食器も必要ですね。洗う水が無いですから。
特に紙コップが役に立ちました。
紙皿がない場合は、普通のお皿にラップをかけて使うと洗わなくてすむのでオススメです。
あると便利だけど特殊なもの
最後に、これは誰の家にでも使えるというわけではないですが、メモ的な意味であったら便利だったものを書いておきます。
軽トラ
たまたま関連会社から借りれたのですが、水を運ぶのにめちゃくちゃ便利でした。マジで個人で1台買って災害用に備えようかと思ったくらい。凄く便利。
水中ポンプ
給水所から1㌧タンクで水を運んできて、そこから貯水槽に移すのですが、その時活躍したのが水中ポンプです。
断水になると当然会社の水も出なくなります。会社には貯水タンクがあって、給水所からもらってきた水をその貯水タンクに移す作業があるのですが、これが物凄く重労働!!
水中ポンプが無かったらずーっとバケツリレーする羽目になってたと思います。なお、汚水用は清水用を兼ねる(中の構造がしっかりしている)ので、清水用が無ければ汚水用でも構わないと思います。
発電機
それから発電機ですね。
これは結局まだ買ってないんですが、もし停電したらありとあらゆるものがアウトです。
購入検討中です。
蛇口の引き直し
あと井戸水の配管を引き直して洗濯機付近に蛇口を設置し、自分で水道水と井戸水を繋ぎ直しせるようにしてもらいました。
これで水道が止まっても井戸水で全自動洗濯機が動かせるようになります。
本当はガス給湯器にも井戸水が入るようにすれば風呂も沸かせるのですが、給湯器側が井戸水NGだったのでこれは出来ませんでした。
その他の備え
あと今回参ったのが、途中道路の寸断などで3日ほど物流が滞っていたんですが、ガソリンの給油制限が掛かったのも痛かったです。
僕は偶然前日に満タン給油していたので良かったのですが、近隣のガソリンスタンド中に長蛇の列ができ、それでも1回10㍑制限が掛かっていたので、不自由した方は多かったと思います。
ガソリンがあればスマホの充電も出来るし、ナビでテレビだって見れますからね。ガソリンは減りすぎる前にこまめに給油していた方が良いなぁと感じた次第。
まとめ
というわけで、色々と挙げてみましたが、如何だったでしょうか。
僕の記事を読んだ方が、少しでも良いから災害に備えてくれたら書いた意味があったなぁと思います。
ガソリンのこまめな給油や常備ウォーターを少し増やすなど、簡単に始められる防災もありますので、ぜひ参考にしていただけたらと思います。
僕自身も足りないものがまだまだあるので用意していかないといけないなぁと思っています。
政府広報ページ
参考に、政府の防災ページのリンクを貼っておきます。参考にしてみて下さい。
救援に来ていただいた全ての方に感謝
備蓄の大切さを訴えたブログでしたが、最後に救援に来ていただいた、遠方の公共水道管理課の皆様、消防隊の皆様、自衛隊の皆様、その他力を貸して下さったたくさんの方々に感謝したいと思います。本当に、涙が出ました。
本当に感謝をしてもしきれません。ありがとうございました。僕も困った人に力のために力を尽くせる人になりたいです。
コメント