全長調整式の車高調から異音がしていたので、その原因と対処法を実施しました。せっかくなので記しておきます。
今回の方法は、ストラットの全長調整式タイプの場合です。他の場合は分かりません。
発生した症状
僕が乗っている車はコンパクトカーで、取り付けている車高調はRS☆RのBest☆iです。
コンパクトカーなので、フロントのみがストラットの全長調整式、リアはトーションビーム式となっています。
今回発生したのは、一番分かりやすい状況としてはハンドルを大きく切った時。こういうときにギシギシと金属の擦れるような音がします。
他にもブレーキを掛けたり段差を乗り越えてサスが沈み込むようなときにも同様の異音が発生します。
異音の原因
考えられる異音の原因はいくつかありますが、中でも特に多いのが、スリーブロックシート周辺のメンテナンス不足です。
スリーブロックシートとは下の丸で囲った部分。車高調の高さの調整自体をロックしている部分ですね。ここを緩めると車高を変えることが出来ます。
このスリーブロックシート自体が、
- 正しく締まっていない
- グリスが切れている
このような場合に金属同士が擦れるような音が発生します。
もちろん、例えばブッシュ関連がヘタってサスが金属部分に当たっていることなども考えられますが、僕の車はBest☆iに変えてから10万キロ近く走っていますが今のところ大丈夫なので、かなり耐久性は高いと思われます。
異音の対処方法
異音の対処方法についてご紹介します。
しっかり締める
スリーブロックシートが少しでも緩んでいると車高調が動いて音がしてしまうので、まずはきっちり締めることが重要です。
ついつい次回の車高調整を意識して軽めに締めたくなってしまうんですが、きっちり締めることが重要です。
グリスを塗る
そしてもう一つ大切なのが、グリスアップです。スリーブロックシートを緩めると、その下部がテーパー状になっています。
猛烈に汚い写真で申し訳ないんですが、このテーパー面にグリスを塗ります。この写真ではちょうどグリスを塗ったところです。
因みに使うグリスは、モリブデングリスが良いと思います。(金属・耐水性)
僕はこういう小さいやつを買って使っています。このサイズでも一度買えば乗り換えるまで使えるレベルです。
スリーブロックシートをしっかり締め付けていても異音がする場合は、グリスアップを試してみて下さい。
まとめ
ということで、今日は車高調の異音の対処方法についてご紹介しました。
スリーブロックシートは固着するとなかなか外すのが大変ですが、やはり定期的なメンテナンスは必要です。タイヤを付け替えるときなど、なにかのついでに作業すると良いですね!
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