僕はクラウドファンディングが好きで時々利用しているんですが、そのうち1件があまりにも酷い状況になっているので一本記事として残しておこうと思います。
こういうケースもあるんだなぁと思っていただければ幸いです。
本文末に記載しておきます。
クラウドファンディングとは
本文に入る前に、クラウドファンディングについて。
クラウドファンディングとは、「発案者がプロジェクトを立ち上げ、支援したい!」と思った人が立ち上げ、「それを応援したい!」「リターンがほしい!」と思った人が出資し、プロジェクトが成功(一定数以上の出資を集めるなど)した場合に、リターンが送られるというものです。
例えばアイドルが「写真集を出したい!」と思えば、そういうプロジェクトを立ち上げ、応援した人へのリターンは例えば写真集だったり、更に高額出資者には生写真が付いたりサインが入ったりします。
きっかけはデザインが変わる腕時計
で、今回の話は時計のプロジェクト「ハイカラ」です。
ツタヤ系のクラウドファンディングサイト、GREENFUNDINGを見ていたときのこと。
色んなプロジェクトがあって面白いんですが、そんな中デザインが変わる腕時計「ハイカラ」を見つけました。
写真だととても良さそうに見えたので、これは良い!と思って、25,000円で支援しました。リターンはこの「ハイカラ」が届くこと。つまり僕としては、「プロジェクトを応援しつつ25,000円で時計を買えるんだ」という感覚ですね。
因みに25,000円を支払ったのが2018年1月のことでした。
当初「2018年3月発送予定」になっていたので、友人の結婚パーティーに間に合うかな~くらいに思っていたんですが…。
繰り返される延期
延期に次ぐ延期を食らわされる羽目になります。
1回目の延期(2018.3.28)
まず最初、3月9日に「商品のアップデートに関して」というタイトルの活動報告で、「アプリや充電器をアップデートしているよ」というメッセージが届きました。
発送予定の3月に入っているのにこんなにのんびりしてて良いのかな?と思っていたのですが、やはり3月28日、「配送予定日が2018年5月25日になる」旨の活動報告がありました。
理由としては、「ネットワークに接続する商品となりますので、細かい修正やテスト、確認を行なっているため」とのことです。
更に後日、改めて発送の遅れに関する理由が報告され、
- 資金調達の遅れに際しての連絡が日本側の担当に来ていなかった事
- 目標の出荷時期を遅れが発生すると仮定したにも関わらず変更しなかった事
の2つを原因と報告されました。
その後、4月に入ってから「遅くなってるけどこんなイメージで頑張ってやってるよ!」、「(スマホと連携させるので)モバイルアプリ側にバグがあるけど頑張って直してるよ!」的な報告がありました。
2回目の延期(2018.5.24)
二度目の延期。
今度は「ソフトウェアのチューニング」だそうです。スタッフの最終意思段階で、より良くするためもう少しアップデートするという決定をしたとのこと。
商品のクオリティを上げたいという気持ちは分からんでもないですね。
ただ、2018年6月2週目に製造を開始する予定と書いてあって驚きました。まだ作ってなかったんかいな。
3回目の延期(2018.6.12)
三度目の延期。もはや驚かない。
「今週から製造に入っているが、ちょっと遅れる」だそうです。
どうやらこのハイカラ、先に海外の別のクラウドファンディングでも投資を募っており、先にそちらの人達分の製造があるため日本国内への発送は遅れるそうです。「6/15頃には」とのこと。
因みに、製造上・納期上の理由から、デザインが変更されるそうです。
線が無くなるだけで急にのっぺり。
4回目の延期(2018.7.5)
ここまで来ると、特に延期という表現はなく「現在順次発送しています」的な表現になっています。
なお、日本国内の商品は、技適が取れていないため遅れるそうです。中国製の安物家電とかで聞く言葉ですね、「技適が無い」って。
8月頃に日本向けの発送の目処らしいです。
5回目の延期(2018.8.2)
外国のクラウドファンディング向けに先に出荷されたユーザーから、ソフトウェアのバグ報告が入っているようで、これを直すまで延期するよ!と連絡。
どうも「ソフトウェアが起動しない」など、もはや使い物にならない状態で発送している様が伺えます。
それでも「計画通りいけば8月中旬には発送開始します」と記載されています。
6回目の延期(2018.8.26)
「海外クラウドファンディング向けの発送が、宛先不明などが原因で完了できないため、日本向けの発送が遅れています」という意味不明の連絡が。そのため日本国内向け発送の目処が立たないと書いてあります。
それとこれとは全くの別問題だと思うんですけどね。
海外向けの発送は8月中に終わらせたいと書いてあるので、それ以降になりそうです。
因みに9/16の活動報告で、「10月中の配送を目処」と報告がありました。ただ、認証に遅れが出ているようで、その場合ずれ込む可能性があるそうです。
7回目の延期(2018.10.18)
ようやく国内向けの発送準備が出来てきたようです!
ただ国内向けのライセンスの問題があり、10月ではなく11月以降の発送になるそうです。具体的にはCEマークの取得に時間がかかっているそうです。
8回目の延期(2018.11.15)
日本国内向けの製品は完成しているが、
- 欧州向けCEマークの取得が出来ない
- 日本の技適が取得できない
という2つの理由で遅れているそうです。
なお実際の製品を使っての商品説明会を行う予定だったが、技適が無いので国内で使えず開催不可!との情報も加わっていました。
2019.4.18
ずっと認証が取れないので遅れていますという報告は来ていたのですが、4/18の段階で、「認証に必要な費用が確保できない」と報告がありました。
いよいよ駄目っぽいか?
今回のオチ、そしてまとめ。
結局まだ届いていませ~ん!
というのが今回のオチですw
実に投資してから1年4ヶ月、当初の発送予定日から1年2ヶ月が経過していますが、未だに届く気配がありません。というかかなり怪しくなってきました。
僕はこれまでクラウドファンディングで10件以上投資していますが、このハイカラ以外全て予定通り届いていますし、特に問題があったことはありません。だから実際こんな事故はめったに無いと思います。
ただ、クラウドファンディングの場合先に支払いをして、それで後からリターンが届くという性質上、もしプロジェクトが順調に進まなかったら半分詐欺になるじゃないですか。
「延期します」とかって報告しておけば、「いやいや届かないわけじゃないよ、そのうち送るよ」っていうニュアンスが出るので、出資者としてもモノを言いづらいというか。
しかも今回のように製造元が海外だったりすると余計に文句を言っていく先が無いので、泣き寝入りするしかないんですよね。
というわけで、泣き寝入りしたくないのでブログで現状を書いてみた次第ですが、クラウドファンディングというのは(もちろんほとんどのプロジェクトは健全ですが)こういうリスクもはらんでいるんだよ、ということを書いて、このブログの〆としたいと思います。
終わり。
2019.07.02追記
どうにもならないので、返金の問い合わせをしました。
クラウドファンディングサイトの問い合わせ窓口より、
- プロジェクトを応援していたが、1年以上待っても届かない
- デザインも変更になっている
- 我慢の限界
- 返金をお願いしたい
旨連絡しました。
現在返事を待っています。
2019.7月
返事が返ってきました。
- 近々報告するからもう暫くお待ち下さい。
とのこと。
2019.7.9
久々に活動報告がありました。
- 現在の進捗状況や今後の流れについて、近々正式なコメントを発表すべく準備中
とのこと。
発送の準備中じゃないですよ、今後についてのコメント発表の準備中です。もうほんとお金返してほしい…。
2019.9.9 結局プロジェクト打ち切りに!!
2019年9月9日、残念ながらお知らせが来ました。要点をまとめると、
- (フィンランドの)メーカーから(日本の)販売サポートへの連絡が途切れがちになってきた
- メーカーが事業継続困難な状態になっている
- 販売サポートが返金対応をすることになった
- ハイカラは海外では発送されて好評だが、日本では技適のライセンス取得ができていない
- 弁護士と相談して返金対応したい
- 返金手続きは10月31日(木)18時まで
- 支援金の一部は広告宣伝費等に使っているので、全額返金となるかは分からない
- (日本の)販売サポートはメーカーからの委託を受けており、返金についてもメーカーからの委託を受けて行っているので、法的な支援金返還義務を負う立場にはない
とのこと。
ハイカラ商品そのものはもう届きません。お金を少しでも返してもらうためには10月末までにメールを送る必要がありますので、忘れずに手続きしましょう。
また返金に関することについては引き続き追記していこうと思っています。
2019.09.11
返金手続きのメールを送ったところ、確認の返信メールが届きました。
- 返金額が確定次第連絡する
- 今回の窓口は返金に関することのみに対応
とのことでした。
返信メールが届かない場合は、窓口に正しく送れていない可能性があるので確認してください。
2019.12.27
返金手続きに関する書類を送ったとのこと。
届いた書類を返送次第、返金手続きに移るそうです。
2019.12.30
12/25付で、弁護士さんの総合法律事務所より返金手続きに関する封書が届きました。
封書の内容物は
- 「Haikara Watch」支援金の返金手続きに関するお知らせ(2枚)
- 念書
- 振込依頼書
- 返信用封筒
となっていました。
お知らせの内容を箇条書きにすると、
- 多数の支援者からの返金希望で返金処理に時間がかかってしまった
- 順次返金処理を進めるので念書と口座情報を令和元年1月末日までに返信してほしい
- 返金額について
- 販売サポート及び法律事務所はフィンランドのHaikaraからの委託を受け、返金手続きを行っているため、法的な支援金返済義務を追う立場ではない
- したがって返金額についての意見や要望には対応できない
- その件についてはメーカーに問い合わせてほしい
- ただ、メーカーは既に事業継続が困難な状況なので、問い合わせても回答が得られない可能性がある
- クラウドファンディングに解する問い合わせは、同サイトの運営会社である株式会社ワンモアまで
とのことです。
このお知らせなんですが、返信期限が令和元年1月末日となっているのは、たぶん、令和2年1月末日の間違いだと思います。他にも問い合わせ先のメールが途中で切れていたりと、いくつか気になる部分が見られました。
それはさておき、返金額は以下の通りです。
支援額 | 返金額 |
---|---|
7,900円 | 5,036円 |
9,100円 | 5,800円 |
22,000円 | 14,023円 |
25,000円 | 15,935円 |
43,000円 | 27,409円 |
どれもだいたい63.74%ほどの返金です。僕は25,000円の支援なので9,065円がどこかに消えるようです。
この金額の算出の根拠、そして減った金額が一体どこに行き、どのように消えてしまったのかについては一切説明はありませんでした。
念書は、マンガコネクト株式会社と法律事務所に対し、Haikaraに関する支援金の返金について、以下に同意することを示すものです。
- 本商品のメーカー倒産に伴い、商品の受領が不可になったこと、以下の返金額を受領することに同意
- マンガコネクト株式会社及び法律事務所から受領する返金額が1万5935円であることに同意
- マンガコネクト株式会社及び法律事務所との間で、本件に関し、本念書に定めるののほか、何らの債権債務関係のないことに同意
この3点です。
ただ、念書で急に名前が出てきた「マンガコネクト株式会社」が何の会社なのか、今回の件にどのように関わっていたのか、説明がないのでよく分かりませんでした。(考えられる可能性としては、GREEN FUNDINGでHaikara Watchのプロジェクトを発案した日本側の会社でしょうか。)
どういう会社か分からない状態で念書を出すことについて少し不安が残ります。
さて、今回の返金の件、表向きにはこれでカタが付きそうなわけですが、上でも書いた通り、なぜ返金額が支援額より減るのか、どうしてその金額が出たのか、消えたお金はどこに行ったのか、その辺りの説明は一切なく、当然おいそれと納得できるものではありません。もう少し詳しく説明してもらえたらと思います。色んな事情で難しいとは思いますが…。
また返金手続きを行ったら追記したいと思います。
返金完了
2020年2月28日、返金額が振り込まれていました。
2017年11月にプロジェクトを支援してから2年以上ゴタついていましたが、これにて終了です。9千円の勉強代を払う形となりました。
コメント
初めまして。コメント失礼します。
私も同じくハイカラウォッチに支援して泣かされております。
息子が進学祝いに時計が欲しいと言っていたので
自分と息子の分を支援したのですが、時計が届く気配は全く無く
何度も返金依頼をしてますが、返金される気配も無く…
私は別の時計を買い、
息子は気を使って腕時計を付けずに学校に通うという
よくわからない状態になっております(泣)
こちらの記事を見つけて、私と同じく泣かされている仲間?がいる事を知り
少し気が楽になりました。
早く届くといいですね。
届いても返品すると思いますが…
アラフォーチャリダーさん、こんにちは!
コメントありがとうございます。
泣かされ仲間ですね…。
ハイカラは本当に酷いですよね。
私も返金依頼は当然のようにスルーされています。
少し調べてみたんですが、どうもクラウドファンディングでのリターン未達の場合、出資者が泣き寝入りになるようで…。
なんともモヤモヤした気持ちになっています。
お子様のことを考えると不憫でなりません。
本当に、発案者には誠意のある対応をしてもらいたいものですね。
各種情報を照らし合わせたところ、時計の生産元は倒産し(FBの公式ページでアナウンスがあったようですが、現在はFBの公式ページも閲覧できません)、日本側の代理店(?)も生産元の倒産の情報はつかんでいるものの、確認?発表?の準備がーとばかりで話しになりません。もはや高い勉強代だったと思って半ば諦めています。
匿名さん
情報ありがとうございます。
確かにFacebookページが無いですね。これはもう、実際に届くことはなさそうです…。
本当に仰るとおり、私にとっても「高い勉強代」となってしまいました。
返金も期待できそうにありませんし、本当に集めた2200万円は一体どこに消えてしまったんでしょうね…。
代理店にも何とか誠意のある対応をしてもらいたいものです。
はじめまして。
ハイカラウォッチ支援者の一人です。仲間…といっていいのか、共感できる皆さんと闘いたいですね。
私もずっと
contact.haikara@gmail.com
とメールのやりとりをしています。経緯はご存知の通りですが、やりとりしてる日本窓口の人間を特定したいです。
もしくは、
https://www.itmedia.co.jp/news/articles/1902/22/news126.html
こんな記事もありますので、運営元 GREEN FUNDINGに申し出てみるといいのかもしれません。
どなたかご賛同頂ければ、一緒に闘いませんか?
ハイカラユルサンさん、私も被害者です。一緒に戦う意志があります。総額820万の詐取は刑事事件です。
ついに返金案内が入りましたが、期限が10/31 18:00 までと短いです。
皆さん、早急に手続きしましょう!
コメントありがとうございます!
ついにですね!文章を見ると全額返金となるかは分かりませんが、申請しないと丸損ですね。
いくら返ってくるかは分かりませんが、申請してみましょう!
はじめまして。私も支援者の一人です。
度重なる延期や活動報告もだんだん減ってきてやっぱりな!って感じです。
返金してほしいとメールしても満足のいく回答もなかったし。
「支援者の皆様のご不安を少しでも解消させていただくため・・・」
「支援者の皆様に対する誠意ある対応をさせて頂くための方策」
↑だったら全額返金してよ!!!可能な限りの返金に努めるってどういうこと?!
しかも、振込手数料も支援者負担って!
他のプロジェクトでは全額返金になったのに、ほんと最後までイライラしっぱなしです。ある意味いい勉強になりました。
マルコさんコメントありがとうございます。
後半相当怪しかったですもんね。
僕自身はもう返金も商品も諦めていたところがあり、ちょっとでも返ってくればまだマシかなぁとさえ思ってしまいました。
本来クラウドファンディングはこういうリスクがある意味つきものだと思うので、出来ればサイト側(今回はGREEN FUNDING)で保証するような制度を作ってくれたら良いのになぁと思います。
サイト側も相当な手数料を取っているはずですからね。
いや~しかし本当に高い勉強代になってしまったなぁという感じです。
こちらのサイトを見なかったら、返金手続きについて気づくことができませんでした。
ありがとうございました。
メールくらい送ってくればいいんですがね。
まだの方は以下を確認してください。
https://greenfunding.jp/lab/projects/2043/activities/9526
共闘者さん
コメントありがとうございます。
一応、GREEN FUNDINGからのお知らせメール(活動報告がありますというアレです。)がありましたが、分かりづらいので気づかない人も沢山いそうです。
返金に、そしてプロジェクト失敗に関する大切なお知らせである以上、FUNDING側からも何らかの別の形で、例えば活動報告のメール受け取りを拒否していたとしてもメールを送るなどして、この件を周知してもらうと良い気がします。
他にも気づいていない人がおられるんじゃないかなぁと、心配になってしまいます。
別の件で、提案者から連絡が入らなくなっています。
GREENFUNDINGさんに直接電話してみようと思っています。
makuakeさんでも有りましたが、makuakeさんは、提案者を追いかけて
全額返金してくれました。
プロジェクト失敗ならば、せめて全額返金して貰いたいですよね
詐欺が出来てしまうと思います。GREENFUNDINGさんも
仲間かなって感じですよね。
サイヨーさん
コメントありがとうございます。
クラウドファンディングは、何かあったときにどうしても支援者が被害を受けてしまうシステムなので、クラウドファンディング会社にはその辺りの補償をしっかり行える体制にしてほしいものですね。
サイヨーさんのように、「○○のクラファンでは補償されたが●●ではされなかった」みたいなことが重なってしまうと、徐々にその会社の評判も下がって結局は損なんじゃないかと思いますよね。
支援者あってのプロジェクトですから、ぜひ支援者が気持ちよく参加できるクラウドファンディングであってほしいと思います。
私も被害者の一人です。実はHaikaraの創業者やデザイナーが過去に一緒に仕事をした仲だったので、個人的な縁もあり支援しました。創業者ともやりとりし、お互い楽しみにしていたのですが、ある日突然彼が会社を去ったと知り連絡しましたが、多くは語ってもらえず、何らかのトラブルが現地であったのだと推測しました。その後現在に至る経緯はみなさんと同じです。例えば最近の例で言えばQR決済の詐取行為に対し、運営会社が補償することがやっと根付いてきました。いくら規約に書いてあるとはいえ、クラウドファウンディングの仲介会社に全く責任がないということは、時代に合いません。現状はグリーンファウンディングへの連絡先が掲載されていないこともリスク回避優先の経営と受け取らざるを得ません。これだけの被害者が出ているのですからマスコミも巻き込み社会問題化させ、なんらかの責任を負わせるべきと考えます。100%の返金と運営会社の規約変更に向け、みなさんと一緒に戦いたいです。
Millさんコメントありがとうございます。
今回の件、クラウドファンディング会社、プロジェクト発案者、製品製造者の3者が入っているのでややこしくなってしまっていますが、仰る通り、クラウドファンディング会社が全くの「我関せず状態」なのは時代にそぐわないですよね。
Haikaraは(法的に返済の義務が無い中で)発案者が一部返金対応を行う予定となっていますが、クラウドファンディング会社であるGREEN FUNDINGが全く関与しないという現状は、僕も疑問に感じる部分です。
当然規約に書いてありそれに同意してプロジェクトを支援しているわけですが、このようにお金を払ったプロジェクトがポシャる危険があるし、仲介会社が全く動かず支援者が泣き寝入りになるリスクもあるわけで、クラウドファンディングがそのような性質を持っていることをもっと認知された方が良いだろうなと思います。
このブログ記事がその一端を少しでも担えればとは思うのですが…。
同じくHikara Watchに泣かれている者です。本日、返金額と債権債務関係解消の念書が届きました。
が。正直、全然納得できる情報提示にはなっていません。別に法律に詳しいわけではないですが、以下のような内容を文書、またはEmailで送ってみようかと思います。ご意見いただけると嬉しいです。
1. 貴法人が受託されている返還手続き業務の内容の開示
返還額についての意見や要望には対応いただけない、とありますが、その根拠として、貴法人が受託された業務内容を具体的に開示ください。可能であれば、契約内容の全部または一部を開示ください。できない場合は、理由をおしらせください。貴法人へ相談できることと相談できないことを判断する情報とします。
返還義務を貴法人が負っていない点は、契約内容によりますので理解できますが、返還業務を受託しておきながら、返還額に関する説明責任を一切負わないという点が理解できませんので、この点を明らかにしていただきたい次第です。
2. 販売サポートの実態情報の開示と返還義務を負わないことの根拠の提示
貴法人のみならず、販売サポートにも法的な支援金返還義務を負う立場にないとのことですが、販売サポートなる組織がそもそも誰なのか、法人情報なりを公開ください。
合わせて、販売サポートにも返還義務がないことを法的に証明ください。メーカーとの契約書内容がこれに相当する場合は、日本語で提示ください。
3. マンガコネクト株式会社の情報開示と債務内容の提示
念書にあるマンガコネクト株式会社が本件の中で何を担っている組織なのか一切分かりません。念書の添付資料として法人情報をお知らせください。
また、同社が負っている債務の内容・範囲の説明がなされていません。念書によって、何が無くなるのか判断できませんので、情報提示ください。
4. 返還額の妥当性の開示
1つ目の要望の回答によっては、ご回答いただけないかもしれませんが、返還額の設定の根拠を具体的に提示ください。その際、本事業における決算情報も開示ください。
また、全額返還の義務がないと判断される法的根拠がある場合はお示しください。
5. 念書内容の変更とまたは一部追記
念書の第3項で、記載金額の返金受領により、債権債務関係をなくすことが規定されておりますが、債権債務関係を失くすのは、貴法人のみとしてください。本書の第3項で要望している通り、マンガコネクト株式会社に担われている債務内容が一切不明なため、現状では承諾いたしかねます。
または、本件での債権者の中で1名でも、今回提示された額よりも高額な返還事例が出た場合は、念書第3項の定めに関わらず、同様の額を返還する旨、追記ください。
6. 以上の要望への回答方法
要望事項への回答は、すべて文書で回答ください。その際、回答内容をweb等で公開する点についても承諾ください。回答に含まれる個人情報は、公開いたしません。
私としては、要望の第4項以外は、返還額「以外」の点についての問い合わせと認識しております。貴法人での回答義務がない場合、回答が不可能と判断される場合は、その理由をお知らせください。
要望すべきことをまとめると以下の3点かな、と思うのですが・・・上記の通り長文になってました。
①全額返還の義務がないことの証拠と返金額の設定根拠を教えてください
②返還額の相談を受けないなら相談相手を教えてください(マンガコネクト?)
③今回の一部返金はOKとして、全額返還の可能性をなくさない念書してください
聞いても無駄ですかね・・・連名とか送った方が良いんでしょうか・・・
Nさん、コメントありがとうございます。
私のところにもようやく封書が届きました。
まだ詳しく読めていないのですが、金額は1万円近く減っていましたね。
併せて、「問い合わせても返信はできないよ」という旨の記載もありました。
正直どこにどう問い合わせたら良いのかも分からない状態ですし、諸々難しいくなっていますね…。
楽しみに待っていたものの、すっかりと風化させられそうで憤っています。
運営(?)とは、時々のやり取りを繰り返し、「もうしばらくお待ちください」などと返信が来ていました。
プロジェクトの打ち切りは、致し方ないとはいえ、その後の対応に我慢できないです。私の場合は、「手続きに必要な書類を発送します」という連絡の後、いくら待っても届かず、先日、こちらから弁護士事務所にメール送ると、【再送します】という返信がきました。ようやく届いたものが、特定記録郵便だったので、初めに送ったとされる郵便物の記録もあるかと思うのです。。。中身の文書は、作成日が令和2年1月14日となっており、返送期限は令和2年2月14日までとなっていました。ブログ主様やほかの方の書き込みと同様に、多数の不明点があるので、greenfunding側にも、【全額返金対応、手続きの安全性の担保】を問い合わせてみました。動きがあったら、またこちらで報告させてください。
TTKKさん、コメントありがとうございます。
正直、プロジェクトそのもの、そしてその後の対応、全てに不満が出てしまうプロジェクトだったように思います。
私もTTKKさん同様楽しみにしていたのですが、結果このような状態でとても残念です。
結局ここまでGreenFunding側からは何の音沙汰もないままですしね。
クラウドファンディング自体がここまで危ういものであるということを、再認識させられました。
私はその後封書を送りましたが、結局9千円をドブに捨てた形となってしまっています。
ぜひ、またご報告お待ちしております。
問い合わせからやっと返信がありました。
納得できるものではないですが、仕方なく同意書を送ろうと思います。
以下、メール本文です。
この度はHaikaraウォッチの配送が叶わずご迷惑をおかけし申し訳ございません。
お問い合わせ頂いた返金額の減額に関して、支援金の一部は、商品の広告費等、既にプロジェクトに活用しているため残りの金額で返金対応させて頂いております。
また販売サポートとしてマンガコネクト株式会社がHaikaraプロジェクトに携わっております。
説明が足りず申し訳ございません。
何卒、宜しくお願い申し上げます。
Haikaraチーム
coffee jakという製品(現在は第二弾を販売中!?)第一弾注文分が届かず、既に3ヶ月遅れです。仲介のCAMPFIREからは一方的にメールサポートを終了しますので、個別に連絡取って下さいとメールが来ました。
消費者センターなどにも相談した方がよいかもですね。。参考になりました。
珈琲好きさん、コメントありがとうございます。
クラウドファンディングサイトは補償面が本当に弱いですよね。
もっとサイト側が支援者に寄り添ってほしいもんですが。
こういう事例がたくさんあるのに大きな問題になっていないことも非常に疑問です。
もっとよくなっていくと良いんですけどね。